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【市況】東京株式(大引け)=76円安、主力ハイテク株中心に売り継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 4日の東京株式市場は主力ハイテク株中心に売りに押される展開となり、日経平均株価は1万9900円台の狭いレンジでの往来に終始した。

 大引けの日経平均株価は前日比76円93銭安の1万9952円33銭と続落。東証1部の売買高概算は15億1500万株、売買代金概算は2兆1553億5000万円。値上がり銘柄数は1107、対して値下がり銘柄数は775、変わらずは140銘柄だった。

 きょうの東京市場は買い手控えムードの強い展開だった。米国株市場ではNYダウの最高値更新が続いているものの上げ幅はわずかで、ナスダック指数は続落となるなど全般的に買い疲れ感も垣間見える。為替は1ドル=110円近辺でもみ合い、円高への警戒感も払拭できないなか、日経平均は前日終値を下回る水準で推移した。決算発表に絡み、好業績銘柄を中心とした個別株物色の動きは健在ながら、物色の流れが横に広がりをみせない。半導体関連株などが軟調だったほか、食品株など内需のディフェンシブセクターの一角が売りにさらされた。日本時間今晩に米7月の雇用統計発表を控えていることもあり、様子見ムードが強い。日銀のETF買いなどの思惑もあり、後場は下げ渋ったが、終盤に手仕舞い売りが出て大引けの日経平均は後場の安値圏で着地している。

 個別では、東京エレクトロン<8035>が軟調、ディスコ<6146>も売られた。エムアップ<3661>が値さがり率トップに売り込まれ、日本ケミコン<6997>も大幅安。カルビー<2229>、ライオン<4912>、キリンホールディングス<2503>などの下げも目立つ。日本水産<1332>も安い。UACJ<5741>が続落、JUKI<6440>も値を下げた。

 半面、任天堂<7974>が堅調、スズキ<7269>が商いを膨らませ急伸、マツダ<7261>も高い。イマジカ・ロボット ホールディングス<6879>が値を飛ばしたほか、ルック<8029>も物色人気が加速した。グンゼ<3002>、ゴールドウイン<8111>が大幅高に買われ、レオパレス21<8848>も大きく水準を切り上げた。このほか、保土谷化学工業<4112>、有沢製作所<5208>なども買い人気を集めている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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