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【特集】オプティム Research Memo(4):2017年3月期通期は大幅増収を継続。研究開発への積極投資をこなして増益

オプティム <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

1. 2017年3月期通期の業績概要
オプティム<3694>の2017年3月期通期は、売上高が前期比26.5%増の3,314百万円、営業利益が同27.3%増の685百万円、経常利益が同26.4%増の682百万円、当期純利益が同37.3%増の397百万円と、引き続き20%を超える増収増益を達成した。

増収の要因としては、主力のIoTプラットフォームサービスにおいてバージョンアップした「Optimal Biz」が好調に推移したことがある。法人向けのスマートフォン・タブレット市場の拡大が背景にあるとともに、Windows向けの OS機能を強化したことも増収の要因とみられる。また、リモートマネジメントサービスでも、既存及び新規のライセンス数が引き続き堅調に推移。その他サービス事業でも雑誌読み放題サービスが好調に推移し増収に貢献した。

原価率が低く、売上総利益率が81.7%(2017年3月期)と非常に高いのは同社の事業特性がストック型であることが要因である。販管費に対売上費60%を超える費用を投下してもなお、営業利益率は20.7%(同)と高いレベルを維持する。同社は戦略としてIoT・AI・Robot分野への投資を加速しており、研究開発への投資(主に人件費)を始めとする販管費を392百万円増やし、2,024百万円 (同)計上した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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