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【市況】明日の株式相場見通し=好業績銘柄物色で底堅さ発揮、内閣改造に関心集まる

日東電 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(3日)の東京株式市場は、取引時間中に安倍内閣の改造人事が刻々と報じられることが予想され、その内容に関心が集まる。一方で、決算発表に伴う好業績銘柄への物色意欲は継続し、全体相場は底堅さを発揮しそうだ。

 市場関係者からは「きょうは、現地1日に米アップルが発表した4~6月期決算が増収増益となり、時間外取引で株価が上昇した。これを好感して、アップル関連とされる日本国内の電子部品株を買う動きが広がった。その電子部品株には比較的値がさの日経225種採用銘柄が含まれるだけに、日東電工<6988>、TDK<6762>、アルプス電気<6770>、京セラ<6971>などが日経平均株価の上昇を牽引した」との見方が出ていた。

 2日の東京株式市場は、前日の欧米株高や取引時間中の円安・ドル高進行などを受け買い優勢の展開となり、日経平均株価は終値で7月27日以来の2万円大台回復となった。終値は、前日比94円25銭高の2万80円4銭と続伸した。

 日程面では、ライフサービス領域に関する「バーティカルメディアサイト」および総合プラットフォームサイト「生活110番」の運営、WEB集客に伴うコンサルティング業務などを手掛けるシェアリングテクノロジー<3989>が名証セントレックス市場に新規上場する。

 このほかに、安倍内閣改造・自民党役員人事に注目。海外では、英中銀の金融政策発表、米7月のISM非製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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