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【市況】明日の株式相場見通し=日経平均株価2万円を巡りもみ合い、新興市場反落に警戒感

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(2日)の東京株式市場は、4~6月期決算の内容が良好な銘柄を中心に買い進む動きが継続しそうだ。しかし、一方で外国為替市場での円高・ドル安進行を懸念する機運も根強いため、日経平均株価2万円を巡り売り買いが拮抗するもみあいの推移となりそうだ。

 市場関係者からは「外国為替市場で円高・ドル安が進行しているにもかかわらず、好決算銘柄物色に支えられるかたちで、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)が頑強な推移となっている。それに比べて、1日はマザーズ指数の急落ぶりが際立った。下落率は3.95%で、16年11月9日の“トランプ・ショック”以来約9カ月ぶりの大きさとなった。日経ジャスダック平均株価も3日続落となっている。個人投資家の利益確定の売りの流れが、東証1部にも少なからず影響を与えることへの警戒は必要だ」との見方が出ていた。

 名実ともに月替わりとなった1日の東京株式市場は、やや売り先行で始まったものの、押し目買い意欲が旺盛で、寄りつき後すぐに日経平均株価はプラス圏に切り返した。その後はジリ高歩調をたどり、終値は前日比60円61銭高の1万9985円79銭と3日ぶりに反発した。

 日程面では、7月の消費動向調査、7月のマネタリーベースに注目。海外では、ASEAN関連会合(8日まで)、米7月のADP雇用統計が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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