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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):MARUWA、日新電、三菱自

MARUWA <日足> 「株探」多機能チャートより
■MARUWA <5344>  5,470円  +705 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 25日、MARUWA <5344> が決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.0倍の16.5億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。データセンターや半導体製造装置向けに好採算のセラミック部品の販売が好調だったことが寄与。上期計画の21億円に対する進捗率は78.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■富士通フロンテック <6945>  1,990円  +176 円 (+9.7%)  本日終値
 富士通フロンテック<6945>が後場急伸。午後1時ごろ、第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想について、営業利益を11億円から18億円(前年同期比38.2%減)へ、純利益を4億円から11億円(同26.5%減)へ上方修正したことが好感された。一部商談の延伸などで売上高は500億円から486億円(前年同期比5.5%減)へ下方修正したものの、第1四半期業績がトータリゼータ関連ビジネスや欧州ビジネスの前倒しなどで当初の見込みを上回ったことに加えて、コストダウンや費用の効率化などが寄与するという。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高233億5800万円(前年同期比8.8%増)、営業利益7億9600万円(同9.6倍)、最終損益5億1000万円の黒字(前年同期4億7100万円の赤字)だった。

■コメリ <8218>  3,060円  +226 円 (+8.0%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 コメリ<8218>は大幅反発。同社は25日取引終了後、18年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表。営業収益は939億3100万円(前年同期比2.8%増)、営業利益は69億7500万円(同7.6%増)、最終利益は46億6600万円(同12.7%増)だった。売上高では、PB商品の野菜苗や草花苗を中心とした園芸用品が全体を牽引し、既存店の売り上げおよび客数が前年を上回った。また、商品粗利率の改善とBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)によるオペレーションの効率化により、利益も前年実績を上回った。業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は営業収益3490億円(前期比5.9%増)、営業利益182億円(同9.1%増)、最終利益111億円(同0.8%増)を見込んでいる。

■総合メディカル <4775>  5,270円  +325 円 (+6.6%)  本日終値
 総合メディカル <4775> が3連騰し、上場来高値を更新した。同社は25日に決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比21.0%増の13.3億円に伸びて着地したことが買い材料視された。昨年12月に子会社化した、みよの台薬局グループの業績上積みが収益を押し上げた。なお、医療支援事業は増収を確保したものの、リース・割賦事業の利益が減少したため12.6%の減益となった。

■日新電機 <6641>  1,345円  +75 円 (+5.9%)  本日終値
 25日、日新電機 <6641> が決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比55.5%増の38.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。高精細フラットパネルディスプレー製造用イオン注入装置の受注が大きく伸びたことが寄与。電力機器事業の赤字縮小に加え、原価低減を進めたことも大幅増益に貢献した。

■三菱自動車工業 <7211>  819円  +35 円 (+4.5%)  本日終値
 三菱自動車工業 <7211> が5連騰し、連日で年初来高値を更新した。同社は25日に決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比6.6倍の290億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。前期に計上した燃費不正関連費用の解消や日産自動車 <7201> との協業効果、円安による為替差損益の改善が増益に大きく貢献した。販売面では国内で燃費不正問題以前の水準まで回復したほか、中国では「アウトランダー」の好調が続いた。通期計画の790億円に対する進捗率は36.7%に達しており、高い進捗率も評価されているようだ。

■日本車輌製造 <7102>  297円  +10 円 (+3.5%)  本日終値
 日本車両製造<7102>が大幅高。同社が25日取引終了後に発表した、18年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が217億9500万円(前年同期比19.2%減)と減収ながら、営業損益は6億9500万円の黒字(前年同期3億800万円の赤字)、最終利益は70億1100万円(同779倍)と回復が顕著となった。北米工場の稼働率低迷などを理由に、通期業績見通しについて営業損益は33億円の赤字、最終利益9億円で変えていないものの、第1四半期で大幅に超過しており、足もとの損益改善をポジティブ視する買いが優勢となっている。

■クスリアオキ <3549>  5,830円  +190 円 (+3.4%)  本日終値
 25日、クスリのアオキホールディングス <3549> が月次営業速報を発表。7月の既存店売上高が前年同月比5.0%増に伸びたことが買い材料視された。既存店売上高は6月に続いて前年実績を上回った。客数の伸び率は3.2%、客単価は1.7%だった。また、全店売上高は出店拡大に伴い、17.5%増に拡大した。18年5月期は売上高が前期比16.6%増の2200億円、経常利益は同3.5%増の115億円といずれも過去最高を見込んでいる。

■ダイビル <8806>  1,255円  +39 円 (+3.2%)  本日終値
 ダイビル<8806>が後場急動意。午後2時ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、売上高100億800万円(前年同期比3.9%増)、営業利益31億6900万円(同19.1%増)、純利益21億900万円(同32.2%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。新ダイビルの寄与に加えて、前期に子会社化した西日本綜合設備も収益向上に寄与した。また、土地建物賃貸事業で減価償却費が減少したことも利益押し上げに貢献した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高400億円(前期比1.4%増)、営業利益110億円(同2.9%増)、純利益65億円(同5.5%増)の従来見通しを据え置いている。

■日立建機 <6305>  3,040円  +85 円 (+2.9%)  本日終値
 日立建機<6305>やコマツ<6301>など建機株が高い。日立建機は08年7月以来、9年ぶりに3000円を回復した。25日の米株式市場で建機大手キャタピラーの株価が前日比5%高と急伸。4~6月期決算で1株利益が市場予想を上回ったことが好感された。中国向け建機販売が伸びたほか、鉱山機械も堅調だった。これを受け、国内建機メーカーにも連想買いが流入した。日立建機は27日、コマツは28日に決算発表を予定しており、その内容も注目されている。

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