【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 カゴメ、東京製鉄、Jエスコム (21日大引け後 発表分)
カゴメ <日足> 「株探」多機能チャートより
21日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
カゴメ <2811> ★今期最高益予想を15%上方修正、配当も1円増額
◆17年12月期の連結経常利益を従来予想の119億円→130億円に9.2%上方修正。増益率が5.2%増→14.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。スムージータイプの野菜ジュースや機能性表示食品のトマトジュースの販売が想定より伸びる。販売促進費の抑制など収益構造改革の進展も利益上振れに貢献する。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の27円→28円(前期は24.5円)に増額修正した。
Jエスコム <3779> [JQ] ★今期最終を一転黒字に上方修正
◆18年3月期の連結最終損益を従来予想の900万円の赤字→7800万円の黒字(前期は1億4200万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。通信販売事業における広告宣伝費を見直したことで、販管費が減少することが寄与。新株予約権戻入益約6500万円が発生することも最終利益を押し上げる。
東京製鐵 <5423> ★4-6月期(1Q)経常は84%増益で着地
◆18年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比84.4%増の48.2億円に拡大して着地。都市再開発や東京五輪関連工事の本格化で国内鋼材需要が拡大したことが寄与。主原料である鉄スクラップ価格の下落やコスト削減なども大幅増益に貢献した。
SPK <7466> ★4-6月期(1Q)経常は55%増益で着地
◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比54.7%増の4.1億円に拡大して着地。国内、海外ともに自動車補修部品や環境に配慮した新規商材の販売が伸びたことが寄与。国内は100周年記念セールも業績拡大に貢献した。
白洋舎 <9731> ★上期経常を27%上方修正、通期も増額
◆17年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の11億円→14億円に27.3%上方修正。高価格帯のクリーニング需要が増加したほか、ユニホームレンタルの受注も伸びた。為替差益の発生なども利益を押し上げた。
上期増額分を下回る形で、通期の同利益も従来予想の13.6億円→15億円に10.3%上方修正。増益率が1.6%増→12.1%増に拡大する見通しとなった。
株探ニュース