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【市況】19日の株式相場見通し=円高・ドル安進行を嫌気し売り先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 19日の東京株式市場は、引き続き外国為替市場の円相場を注視しながらの神経質な推移となりそうだ。米長期金利の低下を受けて、18日のNY外国為替市場では、一時1ドル=111円台半ばまで円高・ドル安が進行する場面があり、19日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円トビ台での推移となっている。円高・ドル安進行を受けて、採算悪化懸念から輸出関連の主力銘柄を中心に売り優勢のスタートとなりそうだ。

 18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比54.99ドル安の2万1574.73ドルと続落した。医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の修正案の採決が再び頓挫したことで、トランプ政権の政策運営能力に失望感が広がり、投資家心理を後退させた。また、トレーディング収益の悪化を嫌気してゴールドマン・サックスが売り込まれたこともダウ平均株価を押し下げた。ナスダック総合株価指数は、前日比29.874ポイント高の6344.305と8日続伸し、6月8日以来ほぼ1カ月ぶりに過去最高値を更新した。

 日程面では、業務用ユニフォームの通信販売を手掛けるユニフォームネクスト<3566>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、日銀金融政策決定会合(20日まで)、6月の訪日外国人客数、4~6月期の訪日外国人消費動向調査、7月の月例経済報告に注目。海外では、米6月の住宅着工・完工件数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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