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【市況】NY株式:ダウ0.55ドル高、オバマケア代替法案成立への期待が高まる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

11日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は0.55ドル高の21409.07、ナスダックは16.91ポイント高の6193.30で取引を終了した。朝方はイエレン議長の議会証言や4-6月期決算を控えて、もみ合う展開となった。トランプ大統領の長男が、大統領選挙期間中にヒラリー陣営に不利となる情報を巡りロシア人弁護士と接触していた事実を公表し政権運営への懸念から一時売られる場面もあったが、米上院が夏季休会を8月下旬に延期したことで、オバマケア代替法案の成立期待が高まり、上昇に転じた。セクター別では、半導体・半導体製造装置やエネルギーが上昇する一方で耐久消費財・アパレルや運輸が下落した。

アパレルのマイケル・コース(KORS)や写真共有アプリを手掛けるスナップ(SNAP)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、下落。ソフトウェアのシトリックス・システムズ(CTXS)は最高経営責任者(CEO)の交代を発表し、軟調推移。一方で、石油・ガス会社のハルコン・リソーシズ(HK)は保有権益を14億ドルで売却し、50%を超す大幅上昇。バイオ医薬品のアミカス・セラピューティクス(FOLD)はファブリー病治療薬の新薬承認申請を食品医薬品局(FDA)が受理したことで、上昇した。

ドイツ銀行は、アップル(AAPL)の次期新型iPhoneに対する市場の需要予測が過大であるとして、17年9月-18年8月に2億3000万台(市場予想平均2億4400万台)と慎重な予想を示した。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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