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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ドリコム、SUMCO、冶金工

ドリコム <日足> 「株探」多機能チャートより
■ドリコム <3793>  2,235円  +252 円 (+12.7%)  本日終値
 ドリコム<3793>が大幅反発。同社が開発を担当し、ソニーグループのスマートフォンゲーム開発会社フォワードワークスが4日に配信を開始したスマホ向けゴルフゲーム「みんゴル」が、この日朝のiPhoneおよびiPad向け無料ゲームランキングでトップとなっており、好調な滑り出しを好感した買いが入った。「みんゴル」は、プレイステーションを代表する作品の1つで、世界シリーズ累計実売本数1400万本を超える国民的ゴルフゲーム「みんなのGOLF」シリーズのスマホ向けゴルフゲーム。事前登録者数が40万人を超えていたこともあり、出足好調は想定されていたが、いきなりの首位獲得がサプライズとなったようだ。

■SUMCO <3436>  1,680円  +80 円 (+5.0%)  本日終値
 SUMCO<3436>が4日ぶり反発。ドイツ証券が4日付で投資判断「バイ」を継続しつつ、目標株価を2600円から2700円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券によると、300ミリメートルウエハーは17年1~6月で、16年のボトム水準から10~15%上昇したと判断。また、需給のタイトさが増していることから、7~9月以降は前四半期比でプラス10%程度となり、18年1~3月にはボトム水準から40%以上上昇すると予想している。同証券では、コンセンサス予想にはこの価格上昇が十分に織り込まれていないとしており、17年12月期営業利益予想は478億円から456億円下方修正するも、18年12月期は同791億円から923億円へ上方修正している。

■日本空港ビルデング <9706>  4,550円  +215 円 (+5.0%)  本日終値
 日本空港ビルデング<9706>が急伸。大和証券は4日、同社株のレーティングを新規「2」、目標株価5750円でカバレッジを開始した。日空ビルは羽田空港の国内線ターミナルビルを運営・管理しているほか、成田、関西、中部の各空港で免税店を運営している。政府は20年の東京オリンピックに向けて首都圏空港の発着枠の拡大を進めていることが、同社株のサポート材料となる。また、インバウンド需要には復調の動きがみえるほか、市中免税店事業の赤字幅縮小も評価している。17年3月期の連結営業利益は前の期比16%減の減益だったが、今期以降は連続2ケタ増益を予想している。

■日本冶金工業 <5480>  241円  +11 円 (+4.8%)  本日終値
 日本冶金工業<5480>が大幅反発。4日の取引終了後、中国大手鉄鋼メーカーの南京鋼鉄と合弁会社設立について契約書に調印したと発表しており、中国市場における高機能材事業の強化につながるとの期待から買いが入った。今回の合弁契約書への調印は、2月に発表した基本合意に基づくもの。合弁会社への冶金工の出資比率は60%の予定で、今後、設立申請などの手続きを進め、12月の営業開始を目指すとしている。

■ラクス <3923>  2,187円  +85 円 (+4.0%)  本日終値
 ラクス<3923>が反発。この日、新たな法人向けコミュケーションツールとして、Webチャットツール「チャットディーラー」の提供を24日から開始すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。同社では、企業と顧客のメールによるコミュニケーションを支援するツールとして、01年からメールの共有・管理システム「メールディーラー」を提供しているが、近年、チャット形式のコミュニケーションが普及しているのに対応し、「チャットディーラー」を開発したという。「チャットディーラー」は、高い操作性を実現したほか、簡単に設置可能ですぐに利用開始が可能であることや、「メールディーラー」との連携機能により効率的なカスタマーサポートが可能であることなどが特徴としている。

■THK <6481>  3,225円  +125 円 (+4.0%)  本日終値
 THK<6481>が4日ぶりに反発。ドイツ証券は4日、同社株のレーティングを「ホールド」から「バイ」に引き上げた。目標株価は3250円から3700円に見直した。同社の業績はエレキ関連業界向けに支えられ、過去最高水準の受注となっている。生産能力を上回る受注が発生している模様であり、業績ポテンシャルを考慮すれば目標株価まで十分なアップサイドが見込めるとみている。

■良品計画 <7453>  28,740円  +820 円 (+2.9%)  本日終値
 良品計画<7453>が3日ぶり急反発、ここ株価は調整モードにあったが値動きが一変、25日移動平均線との下方カイ離を急速に埋めてきた。同社は国内で雑貨や食品を中心に売り上げを好調に伸ばす一方、海外ではアジアで出店を加速させ業容を急速に拡大している。月次売上高も6月は前年同月比8.7%増と好調を継続、きょう引け後に17年3~5月決算を発表予定にあり、好決算を先取りする買いを呼び込んだ。

■東京エレクトロン <8035>  15,165円  +380 円 (+2.6%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>が7日ぶりに反発、前日までの6日間で株価は1500円弱、約9%の下落をみせており、目先値ごろ感からの押し目買いが優勢となった。ここ米国発のハイテク株安が、東京市場にも波及する格好となっていたが、前日は米国株市場が休場だったこともあり、目先空売り筋の買い戻しも誘発したようだ。同様に売り一巡感からアドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>などの半導体製造装置株も上昇している。

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