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【市況】明日の株式相場見通し=円安基調で買い先行、米市場休場でエネルギー不足に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(4日)の東京株式市場は、外国為替市場での円安・ドル高基調を好感して買い優勢の展開となり、日経平均株価は強含みの推移となりそうだ。ただ、国内には積極的に買い上がる材料が乏しいうえに、現地4日の米株式市場が独立記念日で休場となることから海外投資家からの売買が限定的となるため、エネルギー不足の地合いとなりそうだ。

 市場関係者からは「都議選での自民党の大敗で、安倍政権への批判が現実のものとなり、“安倍1強体制”に先行き不透明が強まった。ただ、3日の市場では日銀短観6月調査の結果が市場予想を上回ったことや、現地4日の独立記念日の祝日による米株式市場の休場に関連して、海外投資家の動きがまだ本格的に反映されていない。海外投資家が復帰する5日以降の動きに注目したい。自民党大敗の影響をきょうの日経平均株価の動きだけで判断するのは早計だ」との見方が出ていた。

 3日の東京株式市場は、売り買い交錯もやや買い優勢の展開で、日経平均株価は前週末比プラス圏で概ね推移したが、上値も重い動きを強いられた。日経平均株価終値は、前週末比22円37銭高の2万55円80銭と小幅反発した。

 日程面では、6月のマネタリーベース、6月日銀短観「企業の物価見通し」に注目。海外では、豪州中銀が政策金利理事会、独立記念日による米株式市場の休場が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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