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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:KLab、ゼリア新薬、T-BASE

KLab <日足> 「株探」多機能チャートより
■KLab <3656>  1,864円  +265 円 (+16.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 KLab <3656> が3連騰で年初来高値を更新した。16日、同社が「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」の国内ユーザー数が2100万人を突破したと発表したことが買い材料視された。「ラブライブ!」は、“みんなで叶える物語”をキーワードに、アニメーションPV(DVD&BD)付音楽CDのリリースのほか、イベント、雑誌などさまざまなメディアで展開するスクールアイドルプロジェクト。同タイトルはこの一環としてブシロードと共同開発したアイテム課金制のスマートフォン向けゲーム。国内利用者2100万人突破を記念して特別ログインボーナスを実施するという。

■ゼリア新薬工業 <4559>  1,911円  +178 円 (+10.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 16日、ゼリア新薬工業 <4559> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.39%にあたる180万株(金額で36億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は6月19日から11月2日まで。

■グレイステクノロジー <6541>  6,970円  +440 円 (+6.7%)  11:30現在
 グレイステクノロジー<6541>が続伸。16日の取引終了後に提出された大量保有報告書(変更報告書)で、ひふみ投信などの運用を手がけるレオス・キャピタルワークスの保有割合が直前の7.17%から9.46%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入っているようだ。なお、報告義務発生日は6月12日で、保有目的は純投資としている。

■東祥 <8920>  5,680円  +350 円 (+6.6%)  11:30現在
 16日、東祥 <8920> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。株式分割に伴い、年間配当を従来計画の24円→19円(前期は23円)に修正。年間配当は実質4.2%の増額となることも支援材料。

■TOKYO BASE <3415>  4,670円  +260 円 (+5.9%)  11:30現在
 TOKYO BASE<3415>の上値追い加速、5連騰で上場来高値を更新した。同社はアパレル業界の勝ち組で国内ブランド・生産に特化したセレクトショップを展開し成長路線をまい進している。営業利益は前の期比ほぼ倍増した17年2月期に続き、18年2月期も36%増の17億5700万円予想と好調でなお上振れ余地が指摘されている。同社は店頭だけでなく、SNSを活用したコーディネート提案などリアルとネットとの融合で顧客ニーズの取り込みに成功している。ROEが38.1%と非常に高いことも魅力となっている。

■ホソカワミクロン <6277>  5,040円  +240 円 (+5.0%)  11:30現在
 ホソカワミクロン<6277>が大幅続伸、年初来高値を更新した。16日の取引終了後、自社株取得枠の設定を発表しており、これを好感する買いが入っている。20万株(発行済み株式数の2.39%)、10億円をそれぞれの上限としており、取得期間は6月19日から8月31日まで。

■スクエニHD <9684>  3,860円  +135 円 (+3.6%)  11:30現在
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が5日続伸で年初来高値。傘下のスクウェア・エニックスが16日、スマートフォン向けタイトル「ドラゴンクエスト どこでもモンスターパレード」(略称「どこでもモンパレ」)が、600万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、これを好感した買いが入っている。「どこでもモンパレ」は15年6月に配信を開始したゲーム。6月25日にサービス開始から2周年を迎えることを記念して、さまざまなキャンペーンを18日から実施しており、さらなるユーザー層の拡大も期待されている。

■東京エレクトロン <8035>  16,015円  +250 円 (+1.6%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置メーカーや信越化学工業<4063>など半導体材料メーカーの一角が底堅い。前週末16日の米国株市場では、インテルやザイリンクス、エヌビディアといった半導体関連株が軟調で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日続落と調整色をみせている。半導体市場の拡大基調に変化はみられないが、足もとは自動車販売の伸び悩みなど一部セクター向けで需要が踊り場との見解も出ており、目先筋の利益確定売りの動きに押されている。ただ、東京市場では米株市場の地合いに影響されてはいるものの、関連株には値ごろ感から押し目買いの動きも顕在化してきた。

■日本電産 <6594>  11,515円  +145 円 (+1.3%)  11:30現在
 日本電産<6594>が買い優勢の展開、前週は調整色の強い動きにあったが切り返しに転じている。SMBC日興証券では16日付で同社株の投資評価を「1」継続、目標株価を1万1100円から1万3300円に引き上げており、これが株価を刺激する格好となった。同証券は日本電産の20年3月期業績予想を追加したこと、車載セグメントの売上高予想を引き上げたことを、目標株価上方修正の主な理由としている。また、(1)環境規制強化に伴うブラシレスモータの需要拡大、(2)M&Aを軸にモータ業界で圧倒的なシェアを獲得、(3)モータ単体販売からモジュール販売に転換し付加価値を拡大という、3つの成長ストーリーに大きな変化はない、との見解を示している。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,052円  +11 円 (+1.1%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>が高い。16日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近7月物が前日比0.28ドル高の1バレル44.74ドルと反発したことが好感された。ただ、米国のシェールオイル増産などへの懸念は強く、依然、原油価格の先行きには警戒感も出ている。

■日本ケミコン <6997>  385円  +1 円 (+0.3%)  11:30現在
 日本ケミコン<6997>に注目したい。同社はアルミ電解コンデンサーの大手。同コンデンサ―は、車載向けが自動車の電装化拡大で需要が伸びているほか、産業機械用も好調。また、エアコン向けも中国の在庫調整終了で回復している。同社を取り巻く事業環境は急速に改善しており、17年3月期の連結営業利益は前の期比53%増の33億3800万円だった。今18年3月期も同65%増の55億円と連続大幅増益が予想されている。連結PBRは1倍程度と依然、割安だ。アルミ電解コンデンサー市場はEV(電気自動車)やプラグインハイブリッド車(PHV)の普及とともに需要増が見込める。株価も400円回復から一段高の展開へ移ろう。(地和)

■アイル <3854>  1,470円  +300 円 (+25.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アイル<3854>がストップ高買い気配。前週末16日の取引終了後、ブロックチェーン技術開発ベンチャーのシビラ(大阪市西区)と資本・業務提携契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っているようだ。今回の資本・業務提携では、シビラが6月30日に行う第三者割当増資を引き受ける形で行い、出資金額は約2998万円、出資比率は第三者割当増資後5.5%となる予定。シビラへの出資により、シビラが持つデータベースとしての利用に耐え、トレーサビリティーに優れた独自のブロックチェーン技術に、アイルが持つエンタープライズへの営業展開力、クラウドサービスプロバイダとしてのサービスノウハウ、運用技術、蓄積されたビックデータを融合させることで、現在展開中のクラウドサービス事業の差別化および業務拡大を図るのが狙いとしている。

●ストップ高銘柄
 ネクストウェア <4814>  395円  +80 円 (+25.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 システム ディ <3804>  1,107円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   11:30現在
 クロスキャット <2307>  788円  +100 円 (+14.5%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 タカタ <7312>  404円  - 円 (-) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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