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【経済】日米の注目経済指標:日本の1-3月期GDP改定値は上方修正の可能性


6月5日-9日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■5日(月)午後11時発表予定
○(米)5月ISM非製造業景況指数-予想は57.0
参考となる4月実績は57.5に改善した。「事業活動・生産」は62.4、「新規受注」は63.2でいずれも大幅に上昇した。5月については新規受注が4月並みの水準になるとみられているが、その他の項目はやや伸び悩むとみられており、総合指数は4月実績をやや下回る可能性がある。

■6日(火)午後11時発表予定
○(米)4月JOLT求人件数-3月実績は574.3万件
参考となる3月実績は574.3万件。雇用情勢の改善傾向は変わっていないことから、4月の求人件数は3月実績に近い数字となる見込み。ただし、製造業活動は若干低下しているとの見方があり、求人件数は3月実績の水準近辺で伸び悩む状態がしばらく続く可能性がある。

■8日(木)午前8時50分発表予定
○(日)1-3月期国内総生産改定値-予想は前期比年率+2.4%
参考となる1-3月期速報値は前期比年率+2.2%。輸出、設備投資がまずまず順調。住宅投資も増加したが、公共投資はやや減少した。改定値では設備投資の伸びが上方修正されるとみられており、成長率は速報値+2.2%をやや上回る可能性がある。

■8日(木)午前8時50分発表予定
○(日)4月経常収支(国際収支)-予想は+1兆7199億円
参考となる3月実績は2兆9077億円の黒字で黒字額は前年同月比でわずかに減少した。貿易収支は8655億円の黒字、第1次所得収支は2兆1951億円の黒字だった。4月については、貿易黒字は減少、第1次所得収支における黒字額は3月実績を大幅に下回ると予想されており、経常黒字額は2兆円を下回る見通し。市場予想の黒字額は妥当な水準か。

その他の主な経済指標の発表予定は、9日(金):(日)第三次産業活動指数、(米)4月卸売売上高。

《FA》

 提供:フィスコ

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