【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、豪準備銀行の政策金利は据え置きの公算
■弱含み、原油先物の続落などが嫌気される
先週の豪ドル・円は弱含み。原油先物の続落や米ドル安・円高の相場展開が意識されたようだ。4月の豪小売売上高は市場予想を上回ったが、1-3月期の民間設備投資は市場予想を下回っており、金利先高観はやや後退していることから、対円レートは弱含みとなった。取引レンジ:81円91銭-82円97銭。
■もみ合いか、豪準備銀行の政策金利は据え置きの公算
今週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)の政策金利は据え置きの予想だが、声明内容が注目される。前回はタカ派的なトーンになったことから、利下げ観測後退につながった。1-3月期GDP、4月貿易収支も材料になる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・6日:豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想)
・7日:1-3月期国内総生産(前年比予想:+1.6%、10-12月期:前年比+2.4%)
・8日:4月貿易収支(予想:+19.5億豪ドル、3月:+31.07億豪ドル)
予想レンジ:81円00銭-83円00銭
《FA》
提供:フィスコ