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【特集】いちご Research Memo(4):2017年2月期は営業利益、経常利益、純利益すべてにおいて過去最高益を達成

いちご <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

1. 2017年2月期の業績概要
いちご<2337>の2017年2月期通期は、売上高が前期比119.8%増の109,253百万円、営業利益が同41.3%増の21,781百万円、経常利益が同42.2%増の19,755百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.2%増の14,894百万円と4年連続の増収増益を達成した。

業績好調の要因としては、主力の心築事業において、取得した物件からの賃貸収入が増加したことやグループのリートへの物件供給、グループ外への物件売却が好調だったことが寄与している。また、クリーンエネルギー事業において、第4四半期に太陽光発電所13物件をいちごグリーンインフラ投資法人(東証インフラ市場に上場)へ譲渡したことにより、大きな売上・利益が計上された。売上高については、当初の予想125,600百万円に対して実績が及ばなかったが、これは、政策的に売却を2018年2月期に先送りしたことが原因であり、今後の好材料と考えられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《NB》

 提供:フィスコ

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