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【特集】ラクス Research Memo(4):2017年3月期は「楽楽精算」が快進撃、過去最高売上・利益を達成

ラクス <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

1. 2017年3月期の業績概要
ラクス<3923>の2017年3月期通期は、売上高が前期比21.0%増の4,932百万円、営業利益が同24.3%増の975百万円、経常利益が同25.3%増の972百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.0%増の731百万円となり、売上・利益ともに20%を超える増収増益を達成した。

クラウド事業の成長をけん引しているのは、クラウド経費精算システム「楽楽精算」である。期初の計画どおり、TVCMなどのマーケティング投資や営業人員増強などの成長投資を強化し、代理店経由の販売も積極化したことが過去最高売上につながった。また、クラウド事業全体としての増収効果などにより大幅増益を達成した。

売上原価率は40.2%(2016年3月期)から36.9%(2017年3月期)に低下しているのは、売上規模が大きくなっても原価はさほど増えないというクラウド事業の特徴が現れた形だ。経常利益率は19.7%という特筆すべき高さである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《SF》

 提供:フィスコ

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