市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウは20ドル安、長期金利低下で金融株に売り

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

31日の米国株式相場は下落。ダウ平均は20.82ドル安の21008.65、ナスダックは4.67ポイント安の6198.52で取引を終了した。原油安が嫌気されたほか、米国債利回りの低下で金融株を中心に売りが広がり、軟調推移となった。地区連銀経済報告(ベージュブック)では全体的に景気が緩やかに拡大したとの認識が示されたが、個人消費が弱まったこともあり、相場への影響は限定的だった。セクター別では、自動車・自動車部品や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で銀行やテクノロジー・ハード・機器が下落した。

アパレルのマイケル・コース(KORS)は1-3月期の既存店売上高が予想を下回り、下落。大手行のJPモルガン(JPM)とバンク・オブ・アメリカ(BAC)は、相次いで経営幹部が4-6月期のトレーディング収入の減少を予想し軟調推移。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は、スポーツチャンネルESPNの契約者数が速いペースで減少を続けていることが報じられ、売られた。一方で、ITサービスのIBM(IBM)はサイバー犯罪に対抗するためにネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)と提携し、買われた。

モルガンスタンレーは、原油相場が軟調に推移するとの予想から石油探査・生産会社の目標株価を一律16%引き下げた。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均