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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):サイバーリン、アセチレン、フィスコ

サイバーリン <日足> 「株探」多機能チャートより
■サイバーリンクス <3683>  1,422円  +300 円 (+26.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 サイバーリンクス<3683>がストップ高。同社は25日、NTTドコモ<9437>と画像認識AI(人工知能)を活用した「画像認識ソリューション」で協業すると発表、これが材料視されたようだ。「画像認識ソリューション」は、ドコモのAI技術を活用した画像認識エンジンと、サイバーリンクスの商品画像データベースを組み合せ、スマートフォンなどで売り場(商品陳列棚)を撮影するだけで、写り込んだ複数の商品を検出し、それぞれの商品が何に該当するかを認識し、特定できる技術。流通業界向けに、17年度内の実用化を目指すとしている。

■東邦アセチレン <4093>  1,450円  +300 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値
 25日、東証が東邦アセチレン <4093> [東証2]を6月1日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■フィスコ <3807>  377円  +65 円 (+20.8%) 一時ストップ高   本日終値
 25日、フィスコ <3807> [JQG] が業績修正を発表。17年12月期の連結最終損益を従来予想の4.1億円の黒字→5.4億円の黒字(前期は11.9億円の赤字)に32.4%上方修正したことが買い材料視された。子会社ネクスグループ <6634> [JQ]が同社持分法適用関連会社であるカイカ <2315> [JQ]株式を売却。これに伴い、3.2億円の特別利益が発生することが利益上振れの要因となる。なお、同じく業績上方修正したネクスグループ株も反発してスタートしている。

■メディカルネット <3645>  639円  +100 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値
 メディカルネット <3645> [東証M]がストップ高。25日、同社が世界最大規模の歯科メディアである独・デンタルトリビューンインターナショナル(DTI社)と業務提携すると発表したことが買い材料視された。DTIグループは歯科業界向けの複数のメディアで構成され、印刷物とデジタル・教育媒体を中心に、90ヵ国、65万人以上の歯科医師を顧客に持つ。今回の提携を通じ、同社はDTI社の日本総代理店として10月1日をめどにデンタルトリビューンジャパンを運営開始する。これにより、同社は自社が運営する歯科医療従事者向けプラットフォーム「Dentwave.com」とのコンテンツ強化・会員連携を図り、事業拡大につなげる。

■ベクター <2656>  531円  +80 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 ベクター<2656>がストップ高。同社は25日、中国のInitialWorldとGAMEMOONが共同開発したスマートフォンゲーム「小小軍姫」の国内独占ライセンスを獲得したことを発表、これを材料視する買いが流入した。同作は17年5月末に韓国で正式サービス開始予定のスマートフォン向けアプリで日本では年内にサービス開始する予定。

■日本システム技術 <4323>  1,213円  +123 円 (+11.3%)  本日終値
 日本システム技術<4323>が急騰。25日の取引終了後、東京大学大学院医学系研究科医療経済政策学・田倉智之特任教授の研究グループと医療ビッグデータを活用した共同研究を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社では、医療費の明細書である「診療報酬明細書」と「調剤報酬明細書」(以下、あわせて「レセプト」)を高速かつ自動的に点検・分析するシステム「JMICS」を開発。さらにJMICSを核として、健診データなど外部データの取り込みや各種分析・通知サービスなどのソリューションを拡充し、医療保険分野におけるビッグデータ事業を推進しているが、今回の共同研究では、JMICSに蓄積された100万人にのぼるレセプトデータを活用し、医療費適正化と国民の健康福祉の向上のため、医療費増加要因の解明に向けた研究を行うというもの。第1段階として、透析導入に伴う公的助成制度による経済負担の軽減や生活指導などの介入が受療行動や診療構造にどのような影響を与えるのか、行動経済学の観点から解析を行う研究を実施するとしている。

■エムアップ <3661>  2,337円  +227 円 (+10.8%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 エムアップ<3661>が続急伸、増担保や貸し株規制が入っているにもかかわらず、強烈な上昇波を継続している。同社は携帯コンテンツ配信を手掛け、芸能人のファンサイト運営などに強みを持っている。18年3月期は営業利益段階で2ケタ増益を見込む。今回の急騰劇について、市場では「値動きに乗じた個人投資家の短期資金が株高を後押ししているが、それ以前から継続的なファンド系資金の攻勢が観測された」(国内中堅証券)という指摘も出ていた。株価はここにきてストップ高を交え一気に水準を切り上げているが、既に4月26日から5月18日にかけて14日続伸という記録的な連騰をみせていた。国内トップクラスの規模を誇る資産運用会社アセットマネジメントOneが同社株を買い増す動きをみせている。4月7日付の大量保有報告で6%超の株式を保有する大株主に浮上、直近では5月22日付で7%超まで買い増したことが判明している。「アセットマネジメントOneは、AI関連として注目されたブレインパッド<3655>の年初からの急騰相場を演じる以前に今回のエムアップ同様に大株主に浮上した後、買い増す動きをみせていた。今回、その連想も働くところ」(市場関係者)という。ブレインパッドはアセットOneが昨年10月21日付で5%超の株主として浮上、同年12月22日付で7%弱まで保有株を増やしており、エムアップのケースと類似している。ただし、その後ブレインパッドは今年1月末に下方修正を発表して急な調整局面に見舞われ、アセットOneは2月22日付でブレインパッド株の保有を2%台まで減らしていた。

■セック <3741>  1,907円  +169 円 (+9.7%)  本日終値
 セック<3741>が急反発し年初来高値更新。25日の取引終了後、屋内自律移動ロボットソフトウエア「Rtino(アルティノ)」を発売したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。「Rtino」は、ロボットの自律移動に必要な地図の自動作成機能を有した屋内自律移動ロボットソフトウエア。オフィスや工場などのフロア内で、移動台車などを「Rtino」を使用して動作させることで、移動台車にフロア内の地図自動作成機能と自律移動機能を付加することが可能で、これにより工場内の無人搬送車(AGV)などを、指定された地点まで障害物を避けながら自律移動させることができるようになるという。なお、同社では環境計測や監視、運搬、清掃などの業務を担う自律移動ロボットに適用できるとしている。

●ストップ高銘柄
 ASJ <2351>  1,524円  +300 円 (+24.5%) ストップ高   本日終値
 ソルクシーズ <4284>  863円  +150 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 リミックスポイント <3825>  543円  +80 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 フード・プラネット <7853>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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