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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ドリコム、OSJBHD、カプコン

ドリコム <日足> 「株探」多機能チャートより
■ドリコム <3793>  2,073円  +104 円 (+5.3%)  本日終値
 ドリコム<3793>が急伸し連日の年初来高値更新となった。25日の取引終了後、バンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)と合弁で設立する新会社BXD(ビーエックスディー)が、スマートフォン対応ブラウザゲーム「ドラゴンボールZ新作」「ファミスタ新作」「アイドルマスター新作」の3タイトルを18年春にサービス開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。新会社は、HTML5を中核とする技術を活用したオンラインゲームの配信とプラットフォームの運用を行うために、8月に設立する予定。上記の新タイトルのほか、バンダイナムコグループの商品やサービスとの連動も予定しており、ゲームだけでなくグッズやロケーションなどと合わせた幅広い楽しみ方を提供するとしている。

■OSJBHD <5912>  288円  +11 円 (+4.0%)  本日終値
 OSJBホールディングス<5912>が年初来高値を更新。同社は橋梁中堅会社で日本橋梁とオリエンタル白石とが経営統合してスタートした。野村証券は25日、「OSJBHDは初の決算説明会を開催した」と指摘。高速道路会社のNEXCOが3社で今後10年間に1兆6000億円の事業費を見込んでおり、今期は東名高速道路や中国自動車道などでの床版取り換えの案件受注を期待している。

■カプコン <9697>  2,573円  +91 円 (+3.7%)  本日終値
 カプコン<9697>が3連騰。この日、任天堂<7974>の「ニンテンドースイッチ」向けに「モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.」を発売すると発表しており、これを好感した買いが入った。モンハンシリーズ最大級の狩りごたえが、ニンテンドースイッチで楽しむことができるとしており、発売日などの詳細は27日開催の「モンスターハンター頂上大会2017」札幌大会で公開するとしている。

■新日本電工 <5563>  353円  +10 円 (+2.9%)  本日終値
 新日本電工<5563>は反発。岩井コスモ証券が25日付のリポートで、投資判断「A」は継続しながら、目標株価を前回の420円から460円へと引き上げている。リポートでは「合金鉄市況上昇を背景に収益モメンタムの改善が本格化、第1四半期営業利益は約5倍に拡大。第2四半期はさらなる収益拡大が進み、通期業績の大幅な上振れ期待が高まる公算大」としている。

■日本CMK <6958>  884円  +24 円 (+2.8%)  本日終値
 日本シイエムケイ <6958> が5連騰し、連日で年初来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が25日付で同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を継続し、目標株価を810円→940円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、車載向けプリント配線板事業の拡大が業績成長を牽引すると再強調。車載向けプリント配線板は強い受注動向が続いており、ADAS系などの拡大が顕著となっている。同社はタイに続き中国・無錫でも増産を計画、新潟では生産性改善で収益性向上を狙う。同証券では、トップライン成長に伴う業績拡大が顕在化することが株価上昇につながると指摘している。

■セイノーHD <9076>  1,380円  +34 円 (+2.5%)  本日終値
 セイノーホールディングス<9076>が4日続伸で新高値。野村証券では25日、同社株のレーティングの「バイ」を継続し、目標株価は1500円から1550円に引き上げた。宅配業界で大幅な値上げが計画されているが、企業向けのトラック輸送での値上げの進展も予想している。18年3月期の連結営業利益は会社計画の275億円に対して前期比6%増の286億円を見込んでいる。

■エボラブルアジア <6191>  2,917円  +44 円 (+1.5%)  本日終値
 エボラブルアジア<6191>が3日続伸。岩井コスモ証券は25日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は3600円に設定している。同社は国内線航空券のインターネット販売で最大手。インターネットで国内旅行商品を購入する消費者の増加や訪日外国人旅行者数の増加を背景に高い成長を続けている。国内航空券のインターネット販売の成長余地は大きく、中期的な大幅増益を予想。17年9月期の連結営業利益は前期比62%増の10億100万円、18年9月期は今期推定比70%増の17億円を見込んでいる。

■ヤクルト本社 <2267>  7,760円  +100 円 (+1.3%)  本日終値
 ヤクルト本社<2267>は5日続伸。SMBC日興証券が25日付で投資評価「2」を継続し、目標株価を4930円から5880円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では18年3月期の営業利益予想を6%、19年3月期を1%減額した半面、20年3月期は1%増額した。中国事業の販売数量が増加する前提に変更はないとしながらも、販売促進に伴う経費増の可能性を考慮し、中国を含むアジア・オセアニアの営業利益予想を減額したことが減額の要因。半面、同社が新たに公表した21年3月期までの中期計画で、国内事業の収益性を高めていく方針が明言されたこと踏まえ、国内事業の営業利益予想を増額しており、国内事業の増額の効果が中長期的な業績予想の増額に結びついたとしている。

■東芝機械 <6104>  495円  +6 円 (+1.2%)  本日終値
 25日、東芝機械 <6104> が発行済み株式数の10.2%にあたる1700万株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は6月12日。

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