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【市況】明日の株式相場見通し=日経平均株価はもちあい弱含み、材料不足で買い手控え

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(23日)の東京株式市場は、手掛かり材料不足の地合いのなかで、買い手控え姿勢が強まりそうだ。日経平均株価はもちあい弱含みの推移を予想する。国内材料が乏しいなか、外国為替市場の円相場と株価の連動性がより強まりそうだ。

 市場関係者からは「22日の東証1部の売買代金は1兆9224億円と、4月18日以来約1カ月ぶりに2兆円の大台を割り込んだ。前週末の米株式市場でのNYダウ平均株価の続伸や、NY原油先物価格の約1カ月ぶりの高値水準復帰など追い風に恵まれたにも関わらず、買い一巡後上値を追う動きは鳴りを潜めた。米トランプ政権とロシアとの不透明な関係を巡る疑惑に対する先行き懸念が、買いの手を鈍られているようだ」との見方が出ていた。

 22日の東京株式市場は、前週末の米株高を引き継いで終始買い優勢の推移となったが、朝方に水準を切り上げたものの、その後は上値の重い展開を強いられた。日経平均株価終値は、前週末比87円52銭高の1万9678円28銭と続伸した。

 日程面では、3月の全産業活動指数、3月の毎月勤労統計確報値、4月の全国百貨店売上高に注目。海外では、米4月の新築一戸建て住宅販売が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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