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2017年05月21日09時30分

【市況】【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ トランプ・リスクを跳ね返す新主役株

株式アドバイザー 北浜流一郎

「トランプ・リスクを跳ね返す新主役株」

●窓埋めから次第に浮上へ

 日経平均株価はもっか「窓埋め」中だ。日経平均の日足チャートは、4月17日1万8224円の安値をつけたところから5月16日1万9998円の高値をつけるまでの回復過程で、大小4つの窓を空けた。

 底値から立ち上がった場合、窓を3つも空けると大抵調整に入るが、今回は4つ空けたところでそれが見られるようになった。

 この場合、当然、どこで止まるかが問われることになる。この点について投資の世界では「窓は埋められる」という言葉がある。そしていま、実際に日経平均の日足は「窓埋め」の最中といってよい。実際の価格を紹介しておくと、5月18日にはザラバで1万9449円の安値があった。

 実はこれは5月2日から5月8日にかけての連休を挟んでいる間に空けた窓の起点となる1万9445円とほぼ同水準だ。つまり、窓はほぼ埋まったことになる。

 窓が埋まると、すぐに反発。こうなるわけではもちろんない。しかし、次第に浮上に転じる可能性は高く、この点期待が持てる状況となっている。

 窓が埋まってしまうようなことになった原因は、もちろんトランプ・リスク。トランプ大統領が突然コミーFBI長官を解任したのに加え、イスラエルから提供された「イスラム国」に関する極秘情報を、ロシアのラブロフ外相に漏らした疑惑が持たれており、大統領は弾劾裁判が避けられないとの見方までされるようになっている。

●多様性こそマーケットの美点

 東京市場は米国市場以上にトランプ・リスクに弱く、いまやトランプ大統領の名前が出るたびに日経平均が下げてしまう。こんなふうに思えるほどで、投資意欲は盛り上がりにくいものの、ここで忘れてならないのは、トランプ・リスクと関連性が低い銘柄が多数あることだ。

 株式市場が素晴らしいのは、市場全体がパニック的な売りにでも見舞われないかぎり、トランプ・リスクによるドル安・円高で下げる業種、銘柄があると、それに代わって上昇するそれらがあること。

 特にいまは、季節の変わり目。つまり春から梅雨、夏に向かうところなので、この点を考えると狙う銘柄は自ずと決まってくる。

 まずは、気温上昇とともに喉の渇きを潤したくなるため、「お~い、お茶」の伊藤園 <2593> だ。これから9月の残暑が終わる頃まで需要は拡大する一方になるため株も続伸が見込める。同じ飲料品にしても、同じ飲むなら健康を意識してとなる人も多いはずで、そんな人が飲むのはカゴメ <2811> の製品。ということで、同社株もすでに高値圏ながら株はなお上昇余力ありと見る。

 以前はよく取り上げていたが、最近はご無沙汰だったユニ・チャーム <8113> も中国の在庫調整が終了したことに加え、インドネシアで高価格帯品の販売が好調なことを考えると、株価は緩やかながらさらなる上昇が見込める。

 食品需要は少々景気が悪化しようがなかなか落ちるものではないが、それとともに好需要を保つのが、スーパーなどで見かける食品トレーだ。そのトップメーカーはエフピコ <7947> 。市場では地味な存在ながら、大事なのは堅調な上昇力。この点、問題はない。

 そして最後は東天紅 <8181> だ。上野動物園のパンダ、シンシン(11歳)に妊娠の兆候がみられるとのこと。東天紅は上野に店舗がある。パンダ妊娠、そして無事に出産となればこの有名店の来客は? そうです。増えるのはまず間違いない。ということで投資しておこうということになる。

2017年5月19日 記

株探ニュース
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