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【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ 小糸製

小糸製 <日足> 「株探」多機能チャートより

●小糸製作所 <7276>  【目標株価】6600円(19日終値5870円)

「LEDランプ需要本格化で最高値圏うかがう」

 小糸製作所 <7276> の13週移動平均線近辺(5800円前後)は買い場と判断される。

 同社は自動車用ヘッドランプのトップメーカーで世界シェアは約2割。LEDヘッドランプでも先行しており、日米で引き合い旺盛、業績は来期以降に再び成長路線復帰が予想されている。

 LEDヘッドランプはハロゲンランプと比較して省電力かつ長寿命で、デザイン性の高さも強みに需要が急増している。しかし、世界的には採用車種はまだ2割程度にとどまっており、それだけに今後の開拓余地は大きく、収益の成長エンジンとして期待される。18年3月期は営業利益段階で前期比1.6%減の910億円見通しと小幅ながら減益を会社側では予想しているが、保守的で上方修正の公算が大きく増益に変わる可能性も意識されている。想定為替レートを1ドル=105円と厳しめに設定していることもポイントだ。今年1月4日の上場来高値6390円払拭から青空圏浮上が有望視。

●Sワイヤー <3929>  【目標株価】2000円(19日終値1603円)

「ビッグデータを活用した事業展開に期待」

 ソーシャルワイヤー <3929> [東証M]は、4月13日につけた直近安値1351円を底に出直り歩調。日足では25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロス(GC)が、週足では5週移動平均線と13週移動平均線とのGCが視野に入っており、注目場面といえそうだ。

 同社は、プレスリリースの配信代行サービスや記事のクリッピングサービスを手掛ける「ニュースワイヤー事業」と、レンタルオフィスを運営する「インキュベーション事業」が2本柱。18年3月期通期の連結営業利益は2億7000万円(前期比22.2%増)が見込まれている。配信代行は今年4月に延べ有料利用企業数が1万7000社を突破するなど順調に伸び、今期の従量配信数は前年比13.6%増を計画。レンタルオフィスは渋谷拠点の開設などで国内累積稼働席数は同26.8%増、海外累積稼働席数は同6.7%増を想定している。

 同社は「ニュースワイヤー事業」などで蓄積した各種データを保有していることが強み。今期は事業開発(商品開発)のテーマとしてビッグデータの活用を掲げており、今後の展開が期待される。

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