市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ディーエヌエ、アカツキ、コメリ

ディーエヌエ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ディー・エヌ・エー <2432>  2,694円  +23 円 (+0.9%)  本日終値
 ディー・エヌ・エー<2432>がしっかり。この日、スマートフォン向けドラマチック逆転バトル「逆転オセロニア」が、1000万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。同社では、1000万DLを記念して、星のかけら10個をプレゼントするほか、プレミアムガチャに新キャラクターを追加するなどのイベントを実施する予定だ。

■アカツキ <3932>  6,210円  +50 円 (+0.8%)  本日終値
 アカツキ<3932>が反発。同社は19日、ヴァーチャルアーティストのプロデュースを行う子会社「アカツキ・ヴァーチャルアーティスツ」を設立したと発表。今後の展開が期待されたようだ。この事業では、ゲーム事業で培ったデジタルコンテンツ制作やデジタルキャラクターのクリエイション・プロデュースのノウハウを生かしつつ、より一層のスピード感をもって事業を推進していく計画。具体的には、ソフトウエアの販売やイベントの企画運営、および音楽や映像コンテンツを販売する。

■コメリ <8218>  2,884円  +13 円 (+0.5%)  本日終値
 コメリ<8218>は朝安後、下げ渋り後場に入りプラス圏に浮上した。野村証券は19日、同社株の投資評価を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げた。目標株価は3100円から3000円に見直した。中期では出店による安定成長が続く見方は不変だが、株価上昇により目標株価との乖離がなくなった、という。同証券では18年3月期の連結営業利益は従来予想の190億円から180億円(会社予想182億円)に下方修正した。今期は、大量改装の先行投資が重たいとみている。また19年3月期の同利益は195億円を見込む。来期は改装効果を見込むがプライベートブランド(PB)の減速で大幅な業績回復は見込みづらいと予想している。

■テレ東HD <9413>  2,292円  -64 円 (-2.7%)  本日終値
 テレビ東京ホールディングス<9413>が4日続落で新安値。大和証券は19日、「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」へ引き下げた。目標株価は2900円から2400円に見直した。18年3月期は増収減益となる見通しなどを警戒している。今3月期の売上高は前期比2.5%増の1462億円、営業利益は同13.2%減の55億円を予想。スポット収入は増収を見込んでいるが、新社屋のランニングコスト増により営業利益は減益の見通し。また、同社が発表した中期経営計画では、最終年度の20年3月期の連結売上高は1546億円、営業利益は71億円を見込んでいるが、16年3月期の過去最高益72億円には達しないことも嫌気している。

■セガサミー <6460>  1,387円  -35 円 (-2.5%)  本日終値
 セガサミーホールディングス<6460>が反落し年初来安値を更新。SMBC日興証券が19日付で投資評価「2」を継続し、目標株価を1500円から1400円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。パチスロ機需要の落ち込みを受けて、同証券の18年3月期営業利益予想を333億円から251億円へ、19年3月期を同428億円から323億円へ下方修正したことが要因としている。また、18年3月期下期は、パチスロ新基準機への移行やギャンブル依存症対策法案の遊技機業界への影響の懸念などから、遊技機需要に対する不透明感も強く、規制関連の動向を注視したいとしている。

■東京エレクトロン <8035>  15,680円  -90 円 (-0.6%)  本日終値
 野村証券が、5月18日(日本時間19日)に世界最大の半導体製造装置メーカー、アプライド・マテリアルズ(AMAT)が2~4月期決算を発表したことを受けて、19日付で半導体製造装置業界に関するリポートを発表した。リポートによると、AMATの2~4月期は、売上高が前年同期比44.7%増収の35.5億ドルとなり、過去最高となった。半導体製造装置は同51.5%増収、FPD製造装置の売上は同2.1倍となった。半導体製造装置の売り上げ構成は、フラッシュメモリが33%、DRAMが19%、ファウンドリが41%、ロジックが7%で、前四半期比ではメモリの比率が上昇したという。AMATでは、市場は時を追うごとに活性化しており、17年の半導体製造装置市場は400億ドルと、16年の350億ドルから15%近い成長と遂げるとの明るい見通しを示した。一方、日本の半導体製造装置業界で、最も強気な市場見通しを示した東京エレクトロン<8035>も4月28日の17年3月期決算説明会で「17年の前工程装置市場は前年比10%以上の成長を遂げ、400億ドルを上回る規模になる」とコメントしている。同証券では、これらAMATの決算と市場見通しは、半導体製造装置全般に対する強気な見方を裏付けるものであったとしている。

■夢展望 <3185>  1,710円  +300 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値
 RIZAPグループ傘下で女性向け衣料品のネット通販を展開する夢展望 <3185> [東証M]の急騰劇が続いている。15日引け後に、株式分割と株主優待制度の新設、今期最終黒字見通しを発表したことが引き続き材料視された。株価は18日まで3日連続ストップ高したあと19日も29.4%高と急伸、本日も値幅制限上限まで買われた。6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。株式流動性の向上と投資家層の拡大を目指す。また、株主優待制度を新設し、17年9月末時点と18年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて4000円~3万6000円相当の自社クーポン券、またはRIZAPグループ商品を贈呈する。併せて、国際会計基準に移行する18年3月期の連結最終損益は7億5000万円の黒字(前期は1億6900万円の赤字)に急転換する見通しとなったことを発表している。

■総医研ホールディングス <2385>  291円  +44 円 (+17.8%)  本日終値
 総医研ホールディングス<2385>が続急騰。前週末19日の取引終了後、多機能タンパクであるラクトフェリンを中心とする機能性素材の開発・販売を行うNRLファーマ(川崎市高津区)の株式58.6%を4億9500万円で取得し、6月27日付で子会社化すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。今回のNRLファーマの子会社化は、健康補助食品事業でラクトフェリンを使用した健康補助食品を「イミダペプチド」に続く主力商品にする方針のほか、化粧品事業でもラクトフェリンを使用した化粧品を「プラセンタ研究所シリーズ」に続く主力シリーズに育てたいとしていることが要因。また、総医研はエビデンスの構築や普及に強みを有している一方、NRLファーマはユニークな素材の研究開発力に強みを有していることから、相互に補完することによる事業成果の拡大が期待できるとしている。

■セメダイン <4999>  788円  +100 円 (+14.5%) ストップ高   本日終値
 セメダイン<4999>がストップ高まで買われた。出資先であるAgIC(東京都文京区)はきょう、既存と遜色ない性能のフレキシブル基板をこれまでの5分の1のコストで試作できるサービス「AgICオンデマンドAP-2」を始めると発表。これが材料視されたようだ。AgICは既に2017年に入ってから、ベータ版サービスとして非公開でこの基板の製造サービスを展開し、自動車メーカーやアンテナメーカー、医療機器メーカーなどに試作で提供。このほど製造設備の拡充とともに、一般受注を開始した。

●ストップ高銘柄
 タカタ <7312>  555円  +80 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値
 アイ・ピー・エス <4335>  710円  +100 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 ASJ <2351>  732円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値
 ニックス <4243>  1,118円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 フード・プラネット <7853>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均