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【材料】サン電子---3月期決算は営業利益が1.41億円、モバイルデータソリューション事業の売上高が前期を上回る

サン電子 <日足> 「株探」多機能チャートより

サン電子<6736>は12日、2017年3月期(16年4月-17年3月)決算を発表。売上高が前年同期比8.0%増の246.98億円、営業利益が同65.3%減の1.41億円、経常損失が2.21億円、親会社株主に帰属する当期純損失が5.81億円だった。

モバイルデータソリューション事業に関して、携帯端末販売店向け(モバイルライフサイクル)は米国以外の地域で計画を下回り、犯罪捜査機関等向け(フォレンジック)は中国において販売が低調に推移し、当初計画を下回った。しかし、大手キャリアにおける機種の入替需要があったこと、フォレンジックは主力製品及び周辺サービスの販売が増加したことで売上高は前期を上回り、セグメント利益も大きく上回った。
エンターテインメント関連事業は、パチンコホールの収益環境が悪化し、新機種に係る遊技機部品及びトータルコンピューターシステムの販売は厳しい状況で推移し、売上高は前期を下回り、セグメント利益も大きく下回った。
その他事業は、M2M通信機器の販売が順調に推移し、売上高は前期を大きく上回ったものの、のれんの償却額等の増加及びAR等の先行開発投資を積極的に行い開発費が増加したことで損失が拡大した。

18年3月期通期について、売上高が前期比5.3%増の260.00億円、営業利益が同40.9%増の2.00億円、経常損失が1.00億円、親会社株主に帰属する当期純損失が2.00億円を見込んでいる。

《TN》

 提供:フィスコ

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