【市況】NY株式:ダウは85ドル高、原油高を好感(訂正)
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
下記のとおり修正します。
(誤)ダウは85ドル安
(正)ダウは85ドル高
15日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は85.33ドル高の20981.94、ナスダックは28.44ポイント高の6149.67で取引を終了した。サウジアラビアとロシアが9か月間の原油減産延長に合意し、原油相場の上昇で買いが先行。北朝鮮が新たなミサイル発射実験を行うなど、地政学リスクへの警戒感が強まる中、世界的に発生したサイバーテロ攻撃を受けて、情報セキュリティー株に買いが広がり、終日堅調推移となった。S&P500指数及びナスダック総合指数は過去最高値を更新した。セクター別では、半導体・半導体製造装置や各種金融が上昇する一方でメディアや電気通信サービスが下落した。
原油相場の上昇でマラソン・ペトロリアム(MPC)やや深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。サイバー攻撃を受けてセキュリティーソフトの需要拡大を予想する見方から、シマンテック(SYMC)やパロアルトネットワークス(PANW)、ファイア・アイ(FEYE)など情報セキュリティー株が軒並み上昇。格付会社のムーディーズ(MCO)は、欧州の同業ビューロー・ヴァン・ダイクと約3.27億ドルで買収合意し買われた。一方で、電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)はモルガン・スタンレーによる投資判断引き下げを受け下落した。
百貨店大手の決算が軒並み軟調となり、同市場の構造的な衰退期にあるとの見方が強まっている。不採算店舗の閉鎖も収益改善の効果が見られず、引き続き業績悪化の恐れがある。
Horiko Capital Management LLC
《TM》
提供:フィスコ