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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 Vテク、タツモ、アズジェント (15日大引け後 発表分)

Vテク <日足> 「株探」多機能チャートより

 15日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 Vテク <7717>   ★今期経常は81%増で2期連続最高益、85円増配へ
 ◆17年3月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の54億円に伸びて着地。続く18年3月期も前期比81.3%増の98億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は国内外で複数のパネルメーカーから液晶・有機ELディスプレー製造装置の大型案件を獲得しており、54.3%の大幅増収を見込む。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比85円増の200円に大幅増配する方針とした。

 RSテクノ <3445>   ★1-3月期(1Q)経常は37倍増益・上期計画を超過
 ◆17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比37倍の9.1億円に急拡大して着地。半導体メモリーやシリコンウエハーの価格が上昇するなか、低コストな再生ウエハーの販売が急拡大し、49.0%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の9億円を既に1.2%上回っており、業績上振れが期待される。

 アズジェント <4288> [JQ]  ★前期経常は黒字浮上で着地
 ◆17年3月期の経常損益(非連結)は3.3億円の黒字(前の期は2.6億円の赤字)に浮上して着地。サイバー攻撃の被害が増加するなか、総務省が地方自治体の情報セキュリティ強化対策を実施。これを受け、地方自治体向けにファイル無害化ソリューション「Secure Data Sanitization」の販売が大きく伸びたことが寄与。
  なお、18年3月期の業績見通しについては配当(5円)以外は開示しなかった。

 エンビプロ <5698> [東証2]  ★今期経常を一転3%増益に上方修正、配当も5円増額
 ◆17年6月期の連結経常利益を従来予想の5.3億円→8.8億円に65.2%上方修正。従来の37.4%減益予想から一転して3.4%増益見通しとなった。リサイクル資源の輸出販売が想定以上に伸びることが寄与。鉄スクラップや非鉄金属相場の上昇によるマージン拡大に加え、構造改革の進展も利益を大きく押し上げる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→25円(前期は25円)に増額修正した。予想PERが9.6倍→6.0倍に低下する一方、期末配当利回りは4.0%に上昇し、割安感が強まった。

 タツモ <6266> [JQ]  ★1-3月期(1Q)経常は57%増益で着地
 ◆17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比57.1%増の4.7億円に拡大して着地。スマートフォンやデータセンター用電子部品の需要拡大を追い風に、半導体製造装置の販売が大きく伸びたことが寄与。上期計画の4.8億円に対する進捗率は98.3%に達しており、業績上振れが期待される。

 マルコ <9980> [東証2]  ★今期経常は10倍増益へ
 ◆17年3月期の連結経常損益は1.2億円の黒字(前の期は5.1億円の赤字)に浮上して着地。続く18年3月期の同利益は前期比10倍の13億円に急拡大する見通しとなった。今期は親会社RIZAPグループ <2928> [札証A]と広告展開など連携を強化するほか、新規出店や既存店改装を行い、集客力の向上を図る。また、コスト構造改革を継続し、原価低減や販管費の抑制を進める。
  業績回復に伴い、17年3月期に「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載を解消。また、株主優待の拡充も発表した。

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