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【市況】東京株式(大引け)=210円高、米株高と円安を味方に高値引けで4日続伸

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 26日の東京株式市場は終始買い優勢の展開で、日経平均株価は寄り後も売り物をこなし強調展開を続け、後場一段高から高値引けとなった。

 大引けの日経平均株価は前日比210円10銭高の1万9289円43銭と大幅高で4日続伸。東証1部の売買高概算は20億3553万株、売買代金概算は2兆5099億6000万円。値上がり銘柄数は1655、値下がり銘柄数は294、変わらずは65銘柄だった。

 きょうの東京市場は終始リスクオンの流れが続いた。仏大統領選の第1回投票の結果で、EU崩壊リスクが後退したことで欧米株市場は上昇基調が鮮明、東京市場でも北朝鮮を巡る地政学リスクに対する懸念がやや後退していることで買いが入りやすかった。為替が1ドル=111円台前半の推移と円安に傾いていることも主力株中心に追い風となった。現地時間26日に予定されるトランプ政権が打ち出す減税政策に対する思惑もポジティブに働いた。日経平均は前日までの3日間で約650円の上昇をみせており、目先利益確定の動きもみられたが、買いの勢いが勝った。売買代金は2兆5000億円と今月7日以来の高水準だった。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が売買代金トップで上値追い鮮明、トヨタ自動車<7203>、ファナック<6954>なども買われた。日立国際電気<6756>が大幅高、ブイ・テクノロジー<7717>も上昇した。キヤノン電子<7739>が急伸、IHI<7013>、昭和電工<4004>も大きく値を上げた。このほか世紀東急工業<1898>、すてきナイスグループ<8089>も値を飛ばし、エムスリー<2413>も活況高となった。

 半面、任天堂<7974>は利益確定売りに押され、NTT<9432>も軟調。石川製作所<6208>が値下がり率トップに売られ、シスメックス<6869>、スミダコーポレーション<6817>などが大幅安。池上通信機<6771>、ロック・フィールド<2910>が下落したほか、ユアテック<1934>なども大きく値を下げた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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