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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ベイカレント、ADプラズマ、キャリアL

ADプラズマ <日足> 「株探」多機能チャートより
■Gunosy <6047>  2,137円  -298 円 (-12.2%)  本日終値
 Gunosy<6047>が急落。同社は14日取引終了後、17年5月期第3四半期累計(16年6月~17年2月)の連結決算を発表。売上高は56億2100万円(前年同期比82.6%増)、営業利益は10億8600万円(同3倍)、最終利益は8億9100万円(同2.8倍)となった。スマートフォン向けニュース配信アプリを展開、利用者の増勢に伴い広告主の数が増え広告収入が拡大している。アクティブユーザー数の順調な積み上がりに加え、新たな情報キュレーションサービス「ニュースパス」の収益化が寄与した。ただ、株価は事前に好業績を織り込んでおり、通期業績予想を据え置いたこともあって、利食い急ぎの動きが表面化した。

■ブロンコビリー <3091>  2,477円  -181 円 (-6.8%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 14日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は27%減益で着地」が嫌気された。ブロンコビリー <3091> が4月14日大引け後(15:30)に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比26.8%減の5.6億円に減り、1-6月期(上期)計画の15億円に対する進捗率は37.8%にとどまり、5年平均の55.1%も下回った。
  ⇒⇒ブロンコビリーの詳しい業績推移表を見る

■トヨタ自動車 <7203>  5,759円  -39 円 (-0.7%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>、SUBARU<7270>、ホンダ<7267>など自動車株に売りが先行した。朝鮮半島の軍事的緊張に伴う地政学リスクの影響やトランプ米大統領のドル高牽制発言などを受け、外国為替市場ではドル売円買いの動きが勢いを増している。足もと1ドル=108円台前半まで円高が進行、これがリスクオフの流れと相まって、輸出採算悪化への懸念が自動車株には売り圧力として改めて顕在化している。

■東芝 <6502>  198円  -0.7 円 (-0.4%)  本日終値
 東芝<6502>は続落。朝方は200円台を回復し推移していたが、買い一巡後は下げに転じ一時195円台まで下落した。前週末には、同社の半導体メモリー事業に、米アップルが少なくとも数千億円にのぼる大規模な出資を検討しているとの報道を受け買われる場面があったが、5月中旬とも言われる2次入札の締め切りを視野に依然、思惑が交錯する格好となっている。この日は円高進行も嫌気された様子だ。

■三菱UFJ <8306>  650.2円  -2 円 (-0.3%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクは引き続き上値が重い。北朝鮮問題や中東情勢など世界的な地政学リスクの高まりが、安全資産である債券への資金流入を誘っている。直近の米長期金利は2.24%近辺で下げ止まっているものの、なお先安観が強い。本格化する米大手金融機関の決算にも注目が集まるなか、前週発表されたJPモルガンなどの好決算も株価は反応薄で軟調に推移しており、東京市場でも米金利の低下が収益機会の減少につながる三菱UFJなどメガバンクには買いが入りにくくなっている。

■ベイカレント <6532>  1,516円  +300 円 (+24.7%) ストップ高   本日終値
 14日、ベイカレント・コンサルティング <6532> [東証M]が決算を発表。17年2月期の税引き前利益(非連結)は前の期比20.0%増の30.9億円と、従来予想の20.8億円を上回って着地。続く18年2月期も前期比22.7%増の38億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期上振れはITコンサルティングの案件獲得件数が伸びたうえ、新規採用が想定を下回ったことが要因。今期は企業のIT投資意欲が底堅く推移する中、好採算案件の受注を伸ばし、17.5%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比10円増の40円に増配する方針とした。前日終値ベースの予想PERが13.2倍→7.5倍に急低下する一方、配当利回りは3.29%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■プラザクリエイト <7502>  427円  +80 円 (+23.1%) ストップ高   本日終値
 プラザクリエイト<7502>がストップ高。この日、世界で初めてセルフで写真印画紙プリントが可能な「ファーストラボ」を家電量販店に設置したと発表しており、これを好感した買いが入った。「ファーストラボ」は、世界初のセルフで写真印画紙にプリントできるプリント機。誰でもプロの仕上がりを体験できるほか、同機によってより手軽にキレイな写真を提供できるようになるという。また、フルオートメーションシステムで、専任のオペレーターを必要とせず、写真専門店以外でも導入が可能となったのが特徴だという。今回設置したのは、4月14日にグランドオープンした「EKICITY HIROSHIMA」内の家電量販店大手、エディオン蔦谷家電1階「creators studio supported by PALETE PLAZA」など。これにより、ソフトバンクショップ19店舗、家電量販店2店舗の計21店舗に設置(4月14日現在)したことになるという。

■ADプラズマ <6668>  1,700円  +300 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値
 14日、アドテック プラズマ テクノロジー <6668> [東証2]が17年8月期の連結経常利益を従来予想の6.9億円→11.8億円に70.2%上方修正。増益率が5.4倍→9.2倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。今期業績の上方修正は1月に続き、2回目となる。タッチパネルなどの成膜装置や半導体製造装置向け電源装置の受注が好調で、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。

■黒谷 <3168>  700円  +100 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 14日、黒谷 <3168> [東証2]が17年8月期の連結経常利益を従来予想の2.1億円→10億円に4.6倍上方修正したことが買い材料視された。銅スクラップを中心に販売量が計画を上回ることが寄与。銅価格の急騰で利ざやが大幅に改善することも利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERは32.8倍→7倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■キャリアリンク <6070>  510円  -100 円 (-16.4%) ストップ安   本日終値
 キャリアリンク <6070> がストップ安で年初来安値を更新した。同社は14日大引け後、18年2月期の連結経常利益は前期非連結比29.5%減の7億円に減る見通しとなったと発表。12億円前後の市場予想を大幅に下回る会社計画を嫌気する売りが殺到した。今期は既存の民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の一つで業務処理量が縮小するほか、官公庁向けマイナンバー関連案件などの受注が減少する見通し。金融関連など民間企業向けBPO案件などの受注増加で増収を見込むが、利益率が大幅に低下することが響く。

●ストップ高銘柄
 JMACS <5817>  457円  +80 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値
 ぷらっとホーム <6836>  3,205円  +501 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値
 メドレックス <4586>  1,138円  +165 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 キャリアリンク <6070>  510円  -100 円 (-16.4%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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