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【特集】SDエンター Research Memo(13):第4四半期での巻き返しに期待も、今通期は予想に対して未達の可能性

SDエンター <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

1. 2017年3月期通期見通し
2017年3月期通期についてSDエンターテイメント<4650>は、売上高8,890百万円(前期比8.4%増)、営業利益340百万円(同156.9%増)、経常利益210百万円(前期は経常損失34百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益170百万円(前期は当期損失94百万円)と大幅増収増益を予想している。これらの数値は期初予想から変更はない。

第3四半期累計決算までの進捗率が低いため、通期予想達成のためには第4四半期において達成すべき売上高及び営業利益以下の各利益項目のハードルが非常に高くなっているのが現実だ。第4四半期に求められる売上高は2,832百万円(前年同期比29.8%増)、営業利益は304百万円(同378.0%増)となっている。

弊社では、同社の各事業セグメントの実態は堅調な拡大基調にあると認識しているものの、第4四半期だけでの挽回はかなりの困難を伴うと考えており、結果的に、今通期は業績予想に対して未達となる可能性が高いと考えている。事業セグメント別動向は前述のとおりだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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