【通貨】豪ドル週間見通し:弱含みか、3月号雇用統計が手がかり材料に
■下落、豪中銀声明は豪ドル買いにつながらず
先週の豪ドル・円は下落。豪準備銀行(中央銀行)の政策金利は予想通り据え置きとなったが、声明内容に目新しさがないとの理由でリスク選好的な豪ドル買いは抑制された。
豪経済指標では、2月小売売上高は予想外に減少、2月の貿易黒字額は予想を上回った。取引レンジ:82円80銭-85円17銭。
■弱含みか、3月豪雇用統計が手掛かり材料に
今週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の政策金利(1.50%)は当面据え置きとの見方が広がるなか、3月雇用統計が注目される。ロウ豪準備銀行総裁は「経済に自信を持つようになるには、雇用の改善が必要」と述べている。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・13日:豪・3月雇用統計(2月:失業率5.9%、雇用者数増減:-0.64万人)
・13日:豪準備銀行金融安定報告
予想レンジ:82円00銭-85円00銭
《FA》
提供:フィスコ