市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アイビー、TASAKI、ベル24HD

アイビー <日足> 「株探」多機能チャートより
■アイビー化粧品 <4918>  14,710円  +3,000 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値
 24日に発表した「今期の定価ベース売上は200億円超」が買い材料。
 17年3月期の定価ベース受注額は200億円超と過去最高を記録。

■TASAKI <7968>  2,176円  +441 円 (+25.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 24日、TASAKI <7968> に対するMBO(経営陣が参加する買収)の実施が発表されたことが買い材料。投資ファンドのMBKパートナーズグループが出資するスターダストが、1株2205円でTOB(株式公開買い付け)を行う。株式を非公開化することにより、短期業績に左右されず経営の自由度を上げ中長期の成長を目指す。買付期間は3月27日~5月11日まで。TOB価格が前日終値を27.1%上回る水準とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。

■ベル24HD <6183>  981円  +31 円 (+3.3%)  本日終値
 ベルシステム24ホールディングス<6183>が4日続伸。前週末24日の取引終了後、集計中の17年2月期連結業績について、営業利益が従来予想の91億7000万円から81億6000万円(前の期比8.1%減)へ、純利益が53億2000万円から43億円(同14.5%減)へ下振れて着地したようだと発表したが、2月下旬以降の調整で株価には織り込み済みとの見方が強く、アク抜け感から買われているようだ。伊藤忠商事<8001>との協業強化によるシナジー売り上げの順調な拡大や旧BBコール業務が堅調に推移したことから、売上高は1046億8000万円から1089億円(同6.2%増)へ上振れた。ただ、厳しい採用環境、賃金上昇や社会保障制度の変更などに伴う人件費の増加、それらを反映した適正な価格設定へのタイムラグが利益を圧迫したほか、新規大型案件の立ち上げに伴う先行経費や、将来に向けての拠点拡大に伴う支出などのコストの増加、さらに100%子会社だったベル・メディカルソリューションズの再編に伴い発生した一過性の損失などもあり、下方修正を余儀なくされたとしている。

■スタートトゥデイ <3092>  2,321円  +19 円 (+0.8%)  本日終値
 スタートトゥデイ<3092>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は24日、同社株の目標株価を1690円から2160円に引き上げた。レーティングは「ニュートラル」を継続している。主力のZOZOTOWNは「ツケ払い」や「買い替え制」などの新サービス効果もあり好調に推移。同証券では17年3月期の連結営業利益は会社予想の221億4000万円に対し244億円(前期比37.4%増)への増額修正を予想している。この業績好調は足もとの株価におおむね織り込み済みとみているが、同社の主力顧客層はファッション商材購入のEC(電子商取引)化率を向上させている可能性があるため、同社の好調は18年3月期以降も持続する可能性が高い、と予想している。

■エボラブルアジア <6191>  2,842円  +21 円 (+0.7%)  本日終値
 24日、東証がエボラブルアジア <6191> [東証M]を31日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ベルーナ <9997>  850円  +6 円 (+0.7%)  本日終値
 ベルーナ<9997>が小反発。前週末24日の取引終了後、17年3月31日時点の株主から株主優待制度を拡充すると発表しており、これを好材料視した買いが株価を下支えしているようだ。現行制度では、所有株式数に応じて、同社運営の通信販売で使用できる優待券を贈呈していたが、今後は通信販売優待券か同額相当の自社取り扱い食品またはワインから選択できるようにするという。なお、現行制度で贈呈していた裏磐梯レイクリゾートで利用できる宿泊優待券については現行制度のままとしている。

■グリー <3632>  744円  +4 円 (+0.5%)  本日終値
 グリー<3632>が続伸し昨年来高値を更新。24日、ファッション動画マガジン「MINE BY 3M」の運営などを手掛ける子会社3ミニッツのPB(プライベートブランド)「ETRE TOKYO(エトレ トーキョー)」のオンラインストアを同日付でオープンしたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「エトレ トーキョー」は、人気ライフスタイルブランドのプレスを経て、20~30歳代の女性から大きな支持を得ているJUNNAがクリエイティブディレクターを務めるライフスタイルブランド。25~30代の女性を対象にしたブランドで、「物質的な豊かさではなく、ココロが豊かになるようなきっかけづくりを提案したい」という思いが込められているとしている。

■東洋鋼鈑 <5453>  391円  -32 円 (-7.6%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 24日、東洋鋼鈑 <5453> が17年3月期の連結最終損益を従来予想の2億円の黒字→2億円の赤字(前期は21億4900万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなったことが売り材料。トルコの持分法適用関連会社におけるリラ建債権債務にかかわる為替差損の発生や、税金費用の増加などが利益を圧迫する。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均