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【材料】アバールデータが22年ぶり高値圏突入、半導体関連の成長株として実需買い継続

アバール <日足> 「株探」多機能チャートより
 アバールデータ<6918>が全体地合い悪をものともせず続伸、昨年来高値を更新。時価は1996年につけた2070円を上回り、22年ぶりの高値圏に突入している。年初からの一貫した上昇トレンドは、ファンド系資金とみられる実需買いが継続的に流入していることを物語る。

 IoT時代の到来やビッグデータの普及加速に伴い、半導体需要は拡大の一途にあり、これまでのシリコンサイクルから脱却し、スーパーサイクル突入の可能性が指摘されている。そのなか、大容量・高速処理のニーズも高まりをみせており、ハードウエアの中に組み込まれる電子部品の集積回路もこれまで主流だったASIC(特定用途向け集積回路)だけでなく、GPUやFPGAなどの市場が急速立ち上がってきた。そのなか、同社は半導体製造装置のほか、GPUをはじめとした各種モジュールを手掛け、半導体市場の拡大とメーカー大各社の旺盛な設備投資需要を取り込んでいる。高利益率の自社製品の拡大が成長期待を高め、株価を押し上げている状況だ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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