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【材料】ベル24HDが4日続伸、17年2月期営業利益は計画下振れも織り込み済みとの見方強まる

ベル24HD <日足> 「株探」多機能チャートより
 ベルシステム24ホールディングス<6183>が4日続伸。前週末24日の取引終了後、集計中の17年2月期連結業績について、営業利益が従来予想の91億7000万円から81億6000万円(前の期比8.1%減)へ、純利益が53億2000万円から43億円(同14.5%減)へ下振れて着地したようだと発表したが、2月下旬以降の調整で株価には織り込み済みとの見方が強く、アク抜け感から買われているようだ。

 伊藤忠商事<8001>との協業強化によるシナジー売り上げの順調な拡大や旧BBコール業務が堅調に推移したことから、売上高は1046億8000万円から1089億円(同6.2%増)へ上振れた。ただ、厳しい採用環境、賃金上昇や社会保障制度の変更などに伴う人件費の増加、それらを反映した適正な価格設定へのタイムラグが利益を圧迫したほか、新規大型案件の立ち上げに伴う先行経費や、将来に向けての拠点拡大に伴う支出などのコストの増加、さらに100%子会社だったベル・メディカルソリューションズの再編に伴い発生した一過性の損失などもあり、下方修正を余儀なくされたとしている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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