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【市況】東京株式(大引け)=177円高、円高一服で幅広い銘柄に買い戻し

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場は売り買い交錯で始まったが、その後は買いが優勢となり、日経平均株価は一時200円を超える上昇をみせる場面もあった。

 大引けの日経平均株価は前日比177円22銭高の1万9262円53銭と続伸。東証1部の売買高概算は18億2174万株、売買代金概算は2兆1455億5000万円。値上がり銘柄数は1559、対して値下がり銘柄数は351、変わらずは100銘柄だった。

 前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに引けにかけ安くなり、為替市場でも朝方は1ドル=111円台を割り込む円高に振れていたことから買い手控えムードが強かった。しかし、売り圧力も限定的で、寄り後にドルが買われ円安方向となったことで、幅広く買いが優勢に。24日に先送りされた米下院でのオバマケア代替法案が可決される可能性が高いとの見方が、国内機関投資家の押し目買いや海外ヘッジファンド筋の買い戻しを誘い、全体株価を押し上げる格好となった。日経平均は前場に200円超の上昇をみせる場面もあったが、後場は目先筋の利益確定売りも出てやや伸び悩んだ。売買代金は活況の目安とされる2兆円台をキープした。

 個別では、東芝<6502>が商いを伴い大幅高に買われた。トヨタ自動車<7203>が堅調、ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢。花王<4452>、NTT<9432>もしっかり。日本エアーテック<6291>、沢藤電機<6901>がストップ高に買われたほか、GMOクラウド<3788>が急伸。SUMCO<3436>、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体関連株の上昇が目立った。

 半面、三菱電機<6503>、日本電産<6594>などが冴えず、KLab<3656>、オルトプラス<3672>は急落。コロプラ<3668>も売られた。マクロミル<3978>、出光興産<5019>も安い。セイコーホールディングス<8050>が売りに押され、プリマハム<2281>も軟調。メガチップス<6875>、エイチ・アイ・エス<9603>なども値を下げた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2017年03月24日 15時51分

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