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【特集】シノケンG Research Memo(11):配当性向は当面10%を目処、業績に応じて特別配当を行う仕組み

シノケンG <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元策

シノケングループ<8909>はリーマンショックによる損失計上で財務内容が悪化し、財務内容改善を優先しなければならない状況が続いてきたため、配当性向は低く抑えられてきた。好調な業績が続き、財務内容の改善が進んできたことから2016年12月期の1株当たり配当金は普通配当で33円、さらに業績が期初計画を上回ったことに特別配当3円を付し、合計で36円とした。2017年12月期は普通配当で45円を予定し、これに2017年12月期の業績パフォーマンスに応じて特別配当が出る可能性がある。具体的には、連結経常利益で期初計画比10%増となった場合は5円、20%上回った場合は10円の特別配当を付すことになる。配当性向については当面は財務体質の改善を優先するため、10%程度を目途とするが、今後、自己資本比率が改善してくれば、20%以上に引き上げたい考えだ。

また、同社は株主優待制度も導入しており、12月末の株主に対して保有株数、保有継続期間に応じて、QUOカードを贈呈している。500株以上保有する株主に対しては一律1,000円分を、また、1,000株以上保有する株主に対しては、継続保有期間が3年未満の場合は2,000円分、3年以上であれば5,000円分を贈呈している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《TN》

 提供:フィスコ

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