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【市況】米国株見通し:引き続き米雇用関連指標の発表に注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 20917.00(+4.00) (18:40現在)
ナスダック100先物 5351.50(1.50) (18:40現在)

18:40時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは5ドル安程度で推移。欧州は小動きではあるが、全般下落して推移している。また、原油先物相場は底堅く推移している。

8日の米株式市場はまちまち。朝方は堅調な2月ADP雇用統計が好感され、買いが先行したものの、追加利上げ観測の拡大が意識され、もみ合う展開となった。原油安が嫌気されたが、週末の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から小動きに終始した。

引き続き週末の雇用統計待ちとなるが、ADP雇用統計がコンセンサスを大きく上回ったことから、来週のFOMCでの利上げは確定とみられている。本日は新規失業保険申請件数、輸入物価指数が予定されている。

新規失業保険申請件数が予想よりも少ない状況となれば、より利上げへの確度が高まることになろう。ただ、利上げの確度が高まる一方で、その後の利上げペースへ関心が向かうことになる。年3回の線が濃くなってきているようだが、ここにきて4回との見方もでてきており、結局の処はFOMC待ちを余儀なくされそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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