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【市況】米国株見通し:米貿易収支と大統領ツィートに注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2372.50(-3.00) (19:35現在)
ナスダック100先物 5356.25(-4.75) (19:35現在)

19:35時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは10ドル安程度で推移。欧州は高安まちまちであり、ユーロストックが小安く推移している一方で、英FTSE、独DAXは小じっかりに推移している。原油先物相場は小幅に上昇して推移している。

6日の米株式市場は下落。北朝鮮のミサイル発射を受けた地政学リスクの高まりから売りが先行。トランプ政権が新たな移民規制策を発表したことで政策運営に対する警戒感も広がり、利益確定の動きとなった。

グローベックスの米株先物は小安く推移しており、利食い優勢といったところか。経済指標では1月貿易収支が発表される。予想では貿易赤字が485億ドルに拡大する見込み。前回12月は443億ドルだった。最近はトランプ大統領による保護主義的は発言は控えられていたが、貿易収支の結果を受けたツィート等が変動要因になる可能性がありそうだ。

その他、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)は、北米に投資する新たなプライベートエクイティ(未公開株)ファンド向けに139億ドル(約1.6兆円)を集めたと報じられている。北米を中心に投資する買収ファンドの調達額としては過去最大規模となり、米国への投資意欲の高まりによる観点では、マーケットへの心理的な下支え要因になりそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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