市場ニュース

戻る
 

【市況】中小型株が活躍する相場展開に【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

6日の日経平均は続落。90.03円安の19379.14円(出来高概算14億株)で取引を終えた。3日の米国市場が小動きだったほか、シカゴ先物が小安く推移するなか、利食い優勢の展開。また、北朝鮮によるミサイル発射報道もあり、地政学リスクの高まり等も手控え要因になった。さらに、イエレンFRB議長講演では、景気の進展が続けば、今月の利上げを支持する考えを明確に示唆。また、フィッシャーFRB副議長もニューヨークで講演し、3月の利上げを遠回しに示唆した。しかし、円相場は1ドル113円70銭辺りと円安基調はさほど強まらず、手掛けづらい状況だった。

一方で、東証2部、マザーズ、JASDAQはプラス圏で推移しており、個人主体の中小型株物色は活発だった。米国の利上げの行方が変動要因になりそうだが、円相場の反応が限られるようだと、主力処は手掛けづらいだろう。週末には先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が予定されている。メジャーSQ通過後は期末要因で機関投資家は動けなくなるため、引き続き中小型株が活躍する相場展開となる可能性も高そうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均