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【経済】【中国】自動車金融会社の業績成長首位は独BMW系、16年に82%増益


中国自動車金融サービス業の2016年統計(未監査)で、業績成長トップは独BMW系の宝馬汽車金融(中国)だったことが明らかになった。純利益ベースで81.89%増の11億2980万人民元(約186億3700万円)に伸びている。2位は米フォード系の福特汽車金融で70.40%増の4億2694万人民元、3位は奇瑞汽車系の奇瑞徽銀汽車金融で55.35%増の6億7075万人民元だった。純利益トップは米ゼネラルモーターズ(GM)系の上汽通用汽車金融。26.67%増の21億9889万人民元に達している。自動車メーカー系オートローン8社の発表内容を基に独自集計した結果として、第一財経が2月28日付で伝えた。

営業利益ベースでの増益幅ランキング上位3社は、福特汽車金融(67.27%)、宝馬汽車金融(63.60%)、独フォルクスワーゲン(VW)系の大衆汽車金融(中国)(33.19%)の順。トヨタ自動車(7203/東証)系の豊田汽車金融を除き、他7社がいずれも20%を超える利益成長を実現させた。

重要指標の純利息収入は、豊田汽車金融を除く7社が軒並み10%超の伸びを実現。伸び率トップは宝馬金融の41.76%で、奇瑞徽銀が31.59%でこれを追う構図だった。16年末時点の資産規模では、宝馬汽車金融が888億6700万人民元(約1兆4660億円)でトップ。前年末比の伸び率も75.39%で最大だった。以下、上汽通用汽車金融(777億6500万人民元、↑26.22%)、大衆汽車金融(487億6500万人民元、↑29.94%)、福特汽車金融(359億7300万人民元、↑33.71%)と続く。一方で豊田汽車金融は0.57%減少。8社の中で唯一、資産規模が圧縮された。

総資産利益率(ROA)は8社いずれも低い水準。最高だった日産系の東風日産汽車金融でも3.53%(16年上半期)にとどまった。上汽通用は3.16%、奇瑞徽銀は3.13%。その他4社はそろって3%に満たなかった。

もっとも、中国自動車金融業の成長ピッチは世界平均を大きく上回って推移している。たとえばBMWでは、オートファイナンス部門の16年7~9月営業利益が前年同期比11.4%増の16億9600万ユーロ(約2027億4000万円)だった。うち中国部門は同年通年で63.6%増益を達成させている。またフォードのオートファイナンス部門では、中国事業の増収率が世界業務全体の2倍に達した。


【亜州IR】

《SK》

 提供:フィスコ
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