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2017年02月25日10時00分

【市況】有賀泰夫の有望株リサーチ

三菱食品 <日足> 「株探」多機能チャートより

●三菱食品 <7451>
―安心感を兼ね備えた「高リターン」期待株―

 日経平均株価は2ヵ月半にわたってほぼ膠着状態にあります。しかし、個別銘柄では順調に新値を更新している銘柄も多くなっています。日経平均はトランプ大統領の発言に神経をとがらせていますし、日銀のETF買いの影響など不透明な要因がその方向を左右します。

 しかし、個別銘柄では出てきた業績とバリュエーションが個々に判断され、業績好調が継続し、バリュエーションが低ければ買われます。もちろん、業績が悪い方に変化すれば売られます。当たり前ですが。

 外需株はトランプの発言や為替に影響を受けてしまいますので、単純に個々の企業の業績では決まりません。しかし、内需株は、個々の業績を見ておけば、それほど痛い目にはあいません。ただし、バリュエーションを無視すると、業績に変調はなくとも失敗することもあります。

 当コラム銘柄でも新高値を更新し続けている銘柄はいくつかあります。その中でもプリマハム <2281> は出色の動きです。

 プリマハムを前回取り上げたのは2016年12月5日のコラムでしたが、この時が初めてというわけではなく、これまで繰り返し取り上げてきました。それでも結果的に加熱することなく、この1年間コンスタントに株価は上昇しています。

 この銘柄の特徴はおそらく、話だけを聞いても魅力を感じづらいということだと思います。しかし、結果的には着実にシェアが向上し、業績が大きく伸びています。多くの個人投資家は、どうしてもいま評価される材料に目が行きがちです。しかし、そのような銘柄はすでにやや割高になっているケースが多いのです。むしろ、世間の人々が何だかよくわからないけれども、しかるべき理由があって業績がコンスタントに伸びている銘柄は、実に儲けやすい銘柄ということになります。まさにそんな株を見つけることが「プロの技」です。

 さて、世間で最も理解されていない業種に卸売業があります。しかし、日本では卸売業は長期間にわたって高成長を遂げています。三菱食品 <7451> はそんな卸売業の代表ですが、このところは歴史的にもかなり低水準のPERとなっており、安心感があって、かつ高いリターンが期待できる銘柄といえるでしょう。

(2月24日 記)

有賀泰夫(ありがやすお)
H&Lリサーチ代表。新日本証券(現みずほ証券)に入社後、アナリストとしてクレディ・リヨネ証券に転職。現三菱UFJモルガンスタンレー証券を経て、09年4月に独立して、H&Lリサーチを設立。ファンド向けアドバイスなどを行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

株探ニュース
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