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【市況】明日の株式相場見通し=薄商いで方向感に乏しい推移、NYダウ7日続伸に警戒感も

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(21日)の東京株式市場は、現地20日の米株式市場がプレジデントデーの祝日で休場となり、海外投資家の市場参加が限定的となることから、エネルギーの盛り上がりに欠けるなかで方向感に乏しい推移となりそうだ。外国為替市場で、円相場が1ドル=112円台に乗せる円高状態になると、輸出関連銘柄を中心に売りが優勢となる傾向がある。

 市場関係者からは「きょうの日経平均株価は3日ぶりに小幅反発したものの、東証1部の売買代金は、1兆7127億円と超薄商いで今年最低を記録しており、様子見姿勢の強い地合いといえる。米株式市場で、前週末の17日までNYダウ平均株価が7日続伸しており、いずれ到来する調整場面で日経平均株価の連動安に警戒感が高まっている」との見方が出ていた。

 20日の東京株式市場は、朝安後は押し目買いに下げ渋る展開となり、円高・ドル安が一服すると日経平均株価は後場に入ってプラス圏に浮上した。ただ、薄商いのなかで上値の重さも目立った。日経平均株価終値は、前週末比16円46銭高の1万9251円08銭と3日ぶりに小幅反発した。

 日程面では、12月の全産業活動指数、1月の全国スーパー売上高、1月の全国百貨店売上高に注目。海外では、EU財務省理事会が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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