【経済】【中国】有人潜水艇「蛟竜」と深海探査機2機、青島国家基地に搬入
中国の深海探査で重要な役割を担う無人探査機2機と有人潜水艇1隻が6日、山東省青島市にある中国国家深海基地に搬入された。今後、ここが探査活動やメンテナンスなどの拠点となる。同基地では、探査活動に関する技術研究や探査・研究の人材育成も進める。新華網が同日付で伝えた。搬入されたのは、無人探査機の「海竜2号」と「潜竜1号」、有人潜水艇の「蛟竜」。「海竜2号」は設計上の潜水深度が最大3500メートルで、全長3.17メートル、幅1.81メートル、重さ3.45トンに上る。母船とケーブルでつないで操作するタイプで、これまでに太平洋や南大西洋などで探査活動を行った。
「潜竜1号」は円柱に近い形で、全長4.6メートル、直径80センチ。プログラムによって水中を自動で移動する。設計上の潜水深度は最大6000メートル。最長24時間の連続稼働が可能だ。
これらのうち最も有名な「蛟竜」は、全長8.2メートル、幅3メートル。2012年にマリアナ海溝で、同類の潜水艇として世界最大深度となる7062メートルまで潜った実績を持つ。
【亜州IR】
《SK》
提供:フィスコ