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【材料】三菱ケミHDが後場一段高、機能商品など堅調で17年3月期業績・配当予想を上方修正

三菱ケミHD <日足> 「株探」多機能チャートより
 三菱ケミカルホールディングス<4188>が後場一段高。午後1時30分、17年3月期の連結業績予想について、売上高を3兆2800億円から3兆3500億円(前期比5.5%減)へ、営業利益を2290億円から2660億円(同1.0%減)へ、純利益を1250億円から1510億円(同2.9倍)へ上方修正したことが好感されている。

 上方修正は、為替が円安で推移していることに加えて、機能商品分野を中心に販売が堅調であることや、医薬品事業における技術料収入の増加、さらにMMAなどの石油化学製品の市況および需要が堅調に推移していることなどが要因としている。

 また、業績の修正に伴い、従来8円を予定していた期末配当を10円に引き上げるとあわせて発表したことも好材料視されているようだ。年間配当は18円(従来予想16円)となり、前期に対しては3円の増配となる。

 なお、同時に発表した第3四半期累計(16年4~12月)決算は、売上高2兆4506億1000万円(前年同期比8.6%減)、営業利益2103億8000万円(同8.2%減)、純利益1317億5100万円(同3.9倍)だった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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