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【材料】住友鉱が後場上げ幅を拡大、17年3月期営業利益予想を上方修正

住友鉱 <日足> 「株探」多機能チャートより
 住友金属鉱山<5713>が後場上げ幅を拡大している。午後1時30分ごろ、17年3月期の連結業績予想について、売上高を7140億円から7750億円(前期比9.4%減)へ、営業利益を480億円から760億円(同27.3%増)へ上方修正したことが好感されている。

 非鉄金属価格が前回予想発表時に比べて上昇したほか、為替で急速に円安が進行したことなどを踏まえ、銅や金、ニッケル価格などの主要非鉄金属価格と為替の前提レートを見直したことが要因としている。なお最終損益は、チリのシエラゴルダ鉱山社において第3四半期に減損損失が計上されたことに伴い、持ち分法による投資損失を計上したため、190億円の黒字から150億円の赤字(前期3億900万円の赤字)へ下方修正したが、サプライズはないとの見方が強い。

 同時に発表した第3四半期累計(16年4~12月)決算は、売上高5644億6000万円(前年同期比14.6%減)、営業利益479億9800万円(同19.4%減)、最終損益328億2900万円の赤字(前年同期107億1900万円の黒字)だった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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