【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):カカクコム、カプコン、日本光電
カカクコム <日足> 「株探」多機能チャートより
カカクコム<2371>は後場急落。前場引け後に、17年3月期の連結業績予想の減額修正を発表したことが嫌気された。売上高は480億円から450億円(前期比9.0%増)へ見直したほか、営業利益は230億円から210億円(同7.5%増)へ、最終利益は159億円から145億円(同10.7%増)へ修正した。購買支援サイト「価格.com」のショッピング業務で取り扱っているデジタルコンシューマ機器市場の不振が想定を上回っており、これに関連する広告受注が減少したことが響いている。
■カプコン <9697> 2,188円 -223 円 (-9.3%) 本日終値 東証1部 下落率2位
1日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が61%減益で着地・10-12月期も53%減益」が嫌気された。カプコン <9697> が2月1日大引け後(15:20)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比61.0%減の41.4億円に大きく落ち込み、通期計画の133億円に対する進捗率は31.2%にとどまり、5年平均の82.5%も下回った。
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■日本光電 <6849> 2,333円 -235 円 (-9.2%) 本日終値 東証1部 下落率3位
日本光電<6849>は急落。同社は1日の取引終了後、17年3月期の連結業績の減額修正を発表した。売上高は1705億円から1680億円(前期比1.5%増)、営業利益は170億円から155億円(同5.7%減)に見直した。生体情報モニターの売り上げが予想を下回ったことなどが響いた。市場では今回の決算を「ネガティブ」とみており、株価も下値を探る展開となっている。
■スカパーJ <9412> 470円 -35 円 (-6.9%) 本日終値 東証1部 下落率7位
1日、スカパーJSATホールディングス <9412> が決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比14.5%減の158億円で着地したことが売り材料視された。「スカパー!プレミアムサービス」の累計加入件数が減少し、視聴料収入が減ったことが響く。宇宙・衛星事業における一部海外顧客に対する収入減、前期に計上した災害対策用ネットワーク管制局設備販売の収益がなくなったことも減益要因となった。
■宇部興産 <4208> 256円 -18 円 (-6.6%) 本日終値 東証1部 下落率9位
1日に決算を発表。「今期経常を6%下方修正」が嫌気された。宇部興産 <4208> が2月1日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.0%減の226億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の330億円→310億円(前期は396億円)に6.1%下方修正し、減益率が16.7%減→21.8%減に拡大する見通しとなった。
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■アサヒホールディングス <5857> 2,143円 -132 円 (-5.8%) 本日終値
1日に決算を発表。「10-12月期(3Q)税引き前は4%減益」が嫌気された。アサヒホールディングス <5857> が2月1日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比2.6%減の78.7億円となり、通期計画の100億円に対する進捗率は78.7%となった。
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■東京エネシス <1945> 992円 -60 円 (-5.7%) 本日終値
1日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が21%減益で着地」が嫌気された。東京エネシス <1945> が2月1日大引け後(16:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比21.1%減の28.2億円に減り、通期計画の61億円に対する進捗率は46.3%にとどまり、5年平均の61.2%も下回った。
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■カシオ計算機 <6952> 1,475円 -88 円 (-5.6%) 本日終値
カシオ計算機<6952>が3日続落。1日取引終了後、17年3月期第3四半期累計(16年4~12月)の連結決算を発表し、売上高は2325億8100万円(前年同期比11.2%減)、営業利益は203億7500万円(同39.1%減)、最終利益は106億3400万円(同57.1%減)と、大幅な減益となったことが嫌気された。腕時計や電卓は順調に推移するも、楽器は品質問題による生産の遅延で苦戦した。また、競争の激化によりデジタルカメラも低迷した。さらに、システム事業で構造改革の影響があり、減益を余儀なくされた。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高3300億円(前期比6.3%減)、営業利益305億円(同27.7%減)、最終利益180億円(同42.3%減)を見込んでいる。
■ナガセ <9733> 4,255円 -250 円 (-5.6%) 本日終値
1日に決算を発表。「今期経常を一転15%減益に下方修正」が嫌気された。ナガセ <9733> [JQ] が2月1日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.3%減の31.1億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の63.6億円→50.1億円(前期は59.2億円)に21.2%下方修正し、一転して15.5%減益見通しとなった。
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●ストップ高銘柄
サンユウ <5697> 415円 +80 円 (+23.9%) ストップ高 本日終値
大木ヘルス <3417> 862円 +150 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値
プラザクリエイト <7502> 492円 +80 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
シャノン <3976> 7,010円 +1,000 円 (+16.6%) ストップ高 本日終値
エムアップ <3661> 751円 +100 円 (+15.4%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース