【市況】明日の株式相場見通し=安心感戻り好業績銘柄に買い、25日線奪回なれば地合い好転も
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「トランプ米大統領の日本に対する通貨安誘導批判により、海外為替市場で一時、1ドル=112円を突破する寸前まで急速に進行した円高が、東京外国為替市場では、1ドル=113円台半ばまで戻した意味は大きかったように思う。112円ラインは重要なフシ目で、株価の上昇トレンドを維持するための必須条件といえる。ここからの日経平均株価は、早目に25日移動平均線を奪回することが地合い好転の鍵となる」との見方が出ていた。
1日の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安を嫌気して朝方安く始まったものの、その後は下げ渋る展開。後場に入ると、円高進行に歯止めが掛かったことで買いが一段と厚みを増し、日経平均株価は上昇に転じた。終値は前日比106円74銭高の1万9148円08銭と3日ぶりに反発した。
日程面では、1月のマネタリーベース、1月の消費動向調査に注目。英国中央銀行(BOE)金融政策委員会が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)