【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):スタートトゥ、大同特鋼、三菱自
スタートトゥ <日足> 「株探」多機能チャートより
1月31日、スタートトゥデイ <3092> が決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比63.3%増の194億円に拡大して着地したことが買い材料視された。通販サイト「ZOZOTOWN」への出店企業の増加で商品取扱高が拡大したことが寄与。利益率の高い古着買取・販売事業の伸長に加え、広告宣伝費の減少なども大幅増益に貢献した。通期計画の221億円に対する進捗率は87.7%に達しており、通期上振れを期待する買いが向かった。
■プロネクサス <7893> 1,234円 +178 円 (+16.9%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
1月31日、プロネクサス <7893> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.75%にあたる80万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月1日から6月30日まで。同時に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比3.8%増の26.7億円に伸びて着地。通期計画の24億円をすでに11.5%上回っており、業績の上振れを期待する買いも向かった。
■大同特殊鋼 <5471> 579円 +66 円 (+12.9%) 本日終値 東証1部 上昇率6位
1月31日、大同特殊鋼 <5471> が決算を発表。直近3ヵ月の実績である16年10-12月期(第3四半期)の連結営業利益は前年同期比16.8%増の79.8億円に拡大して着地した。これを受けて、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が同日付のリポートで、決算が株価に与える影響はポジティブと報告。特殊鋼事業は販売数量堅調によりスクラップ価格上昇によるマージンの一時的な縮小を相殺し、7-9月期(2Q)並みの利益水準を確保したと指摘。また、自動車・産機部品も黒字転換したことも評価している。
■三菱自動車工業 <7211> 689円 +76 円 (+12.4%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
1月31日、三菱自動車工業 <7211> が17年3月期の連結経常損益は282億円の赤字→15億円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料視された。コスト削減を中心とした経営効率改善効果に加え、円安による採算改善が利益を押し上げる。なお、第4四半期の前提為替レートを1ドル=100円→110円に見直した。
■日本電設工業 <1950> 2,071円 +211 円 (+11.3%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
31日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は35%増益」が好感された。日本電設工業 <1950> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.4%減の51.5億円となり、通期計画の148億円に対する進捗率は34.8%にとどまったものの、5年平均の24.4%を上回った。
⇒⇒日本電設工業の詳しい業績推移表を見る
■エスビー食品 <2805> 5,780円 +490 円 (+9.3%) 本日終値
1月31日、エスビー食品 <2805> [東証2] が決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比33.6%増の56.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力の即席カレーやチューブ製品のほか、レトルト食品の販売が伸びたことが寄与。原価低減や経費削減に加え、前年同期に発生した工場新設に伴う初期費用がなくなったことも大幅増益に貢献した。通期計画の47億円を既に20.9%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■ノジマ <7419> 1,356円 +113 円 (+9.1%) 本日終値
1月31日、家電量販店のノジマ <7419> が富士通 <6702> 子会社のニフティの個人向けインターネット接続事業を252億円で買収すると正式発表したことが買い材料視された。同社では今回の買収により、ニフティ会員の基盤を足がかりにあらゆる家電製品などがネットにつながるIoTの分野に事業を拡大させるという。同時に発行済み株式数(自社株を除く)の4.07%にあたる200万株(金額で35億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことも支援材料となった。
■レーザーテック <6920> 2,553円 +197 円 (+8.4%) 本日終値
1月31日、レーザーテック <6920> が17年6月期の連結経常利益を従来予想の37億円→42.5億円に14.9%上方修正。減益率が19.1%減→7.1%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。主力の半導体製造装置の売上計上が一部翌期にずれ込み売上高は計画を下回るものの、研究開発費を中心とする固定費の抑制や円安による採算改善が利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の42円→47円(前期は51円)に増額修正したことも支援材料となった。
■トーカロ <3433> 2,764円 +199 円 (+7.8%) 本日終値
31日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は25%増益」が好感された。トーカロ <3433> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.8%減の42億円となり、通期計画の46億円に対する進捗率は91.3%に達し、5年平均の78.7%も上回った。
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■NTN <6472> 516円 +37 円 (+7.7%) 本日終値
31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は28%減益も対通期進捗は過去平均を超過」が好感された。NTN <6472> が1月31日大引け後(16:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比27.6%減の214億円に減ったが、通期計画の220億円に対する進捗率は97.7%に達し、5年平均の68.3%も上回った。
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