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【材料】NECが急落、パブリック事業の採算悪化など響き17年3月期業績予想を下方修正

 NEC<6701>が急落している。30日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を2兆8800億円から2兆6800億円(前期比5.1%減)へ、営業利益を1000億円から300億円(同67.2%減)へ、純利益を500億円から200億円(同73.7%減)へ下方修正したことが嫌気されている。

 大型案件の期ずれや期待案件の失注などで官公庁向けのパブリック事業の売り上げが減少するほか、国内外の通信事業者の設備投資低調でテレコムキャリア事業も振るわないとみている。また、円高による影響や、パブリック事業やその他の海外事業での採算性の悪化なども響き、売上高・利益を押し下げるとしている。

 なお、第3四半期累計(16年4~12月)決算は、売上高1兆7944億6900万円(前年同期比8.2%減)、営業損益170億3500万円の赤字(前年同期276億7300万円の黒字)、最終損益28億4600万円の赤字(同134億1700万円の黒字)だった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2017年01月31日 09時34分

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