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【経済】【中国】印スマホ市場で中国メーカーが存在感、ViVoなど4社でシェア5割


インドのスマートフォン市場で、中国メーカーのプレゼンスが高まっている。市場調査会社カウンターポイント・リサーチの最新リポートによると、2016年10~12月期のメーカー別シェアで、中国メーカー4社が上位5位圏に入った。首位は引き続き韓国サムスン電子が維持したものの、2位以下は中国メーカーが独占。順に広東歩歩高電子工業(ViVo)、小米科技(シャオミ)、聯想(レノボ)、広東欧珀移動通信(OPPO)が並んだ。これら4社を含む中国メーカー全体で、インド市場のシェア46%を確保している。複数メディアが25日伝えた。

リポートによると、各社のシェアはサムスンが24%、ViVoが10%、シャオミとレノボが各9%、OPPOが8%だった。中国メーカーのシェアは46%に達し、前年同期の14%から32ポイント拡大している。一方、インド地場メーカーが初めて、上位5位圏外に脱落。地場メーカーのシェアは54→20%(↓34ポイント)に縮小した。

中国各社のうち、シャオミは2年前にインド市場に参入。インドの製品販売台数は16年に倍増し、売上高は10億米ドル(約1130億円)の大台を突破した。インドで販売しているスマホのうち、同社は4分の3を現地生産している。

このほか、ViVoとOPPOはインドでも本国と同じ戦略を採用し、販売網を広げることで認知度の向上を図っている。ViVoについては、インドで1万5000カ所の販売拠点を展開し、急速にシェアを伸ばしている。

なお、インドのスマホ出荷台数は16年に18%拡大。世界全体の伸び率(3%)を大きく上回って成長した。


【亜州IR】

《SK》

 提供:フィスコ

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