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【市況】日経平均は3日ぶり大幅反発、米株高や円安を好感し19000円台回復/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は3日ぶり大幅反発。24日の米国市場では企業決算が好感されたうえ、インフラ投資拡大や雇用創出への期待が高まり、NYダウは112ドル高となった。円相場は一時1ドル=113円台後半まで円安に振れ、日経平均は前日までの下落に対する反動から303円高でスタートした。朝方に一時19133.18円(同345.19円高)まで上昇したが、前場は買いが一巡するとトランプ新政権の不透明感などから上値の重い展開となった。19000円を割り込む場面も見られたが、大引けにかけて強含み19000円台を維持して取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比269.51円高の19057.50円となった。東証1部の売買高は19億3434万株、売買代金は2兆2344億円だった。業種別では、鉄鋼、機械、非鉄金属が上昇率上位だった。一方、下落したのはその他金融業、食料品、建設業の3業種のみだった。

個別では、ソフトバンクG<9984>が3%高となり昨年来高値を更新。出資先である中国アリババ集団の決算が好感されたようだ。売買代金上位では、Vテク<7717>、SMC<6273>、アルプス電<6770>も上げが目立った。SMCなどは米国での設備投資増に対する期待が高まった。その他ではトヨタ自<7203>が2%近く上昇し、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、キーエンス<6861>、みずほ<8411>もしっかり。また、タカタ<7312>がストップ高水準で取引を終え、ブレインパッド<3655>や安永<7271>などとともに東証1部上昇率上位となった。一方、東芝<6502>は2%の下落。主力の原発事業でも分社化を検討していると報じられた。前日に決算発表した日本電産<6594>や、JT<2914>、NTT<9432>、オリックス<8591>もさえない。また、日立工<6581>が4割近く下げ東証1部下落率トップ。オルトプラス<3672>やライトオン<7445>も下落率上位に顔を出した。
《HK》

 提供:フィスコ

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