【市況】日経平均寄与度ランキング（前引け）～　日経平均は3日ぶり大幅反発、ソフトバンクGとファナックで約50円押し上げ

25日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり189銘柄、値下がり30銘柄、変わらず6銘柄となった。

日経平均は3日ぶり大幅反発。前日比206.34円高の18994.33円（出来高概算10億6000万株）で前場の取引を終えた。24日の米国市場では主要企業の決算が好感されたうえ、インフラ投資拡大や雇用創出への期待が高まり、NYダウは112ドル高となった。円相場は一時1ドル＝113円台後半まで円安に振れ、日経平均は前日までの下落に対する反動から303円高でスタートした。朝方には19133.18円（同345.19円高）まで上昇する場面があったが、買いが一巡するとトランプ新政権の不透明感などから上値の重い展開となった。

値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファナック<6954>となり、2銘柄で日経平均を約50円押し上げた。ともに昨年来高値を更新している。ソフトバンクGは出資先である中国アリババ集団の決算が好感されたようだ。また、ファナックは26日に第3四半期決算発表が控えており、業績上振れが期待されているもよう。日経平均構成銘柄の上昇率トップはトクヤマ<4043>で7.4％高、同2位はアルプス<6770>で5.2％高だった。

一方、値下がり寄与トップは塩野義<4507>、同2位はJT<2914>となった。医薬品などの内需・ディフェンシブ関連株が軟調で、値下がり寄与上位にも目立った。日経平均構成銘柄の下落率トップは東芝<6502>で3.5％安だった。米原発事業で最大7000億円の損失を計上する見込みの同社だが、主力に据えてきた原発事業についても分社化を検討していることがわかったと一部メディアが報じている。


*11:30現在


日経平均株価　　18994.33(+206.34)

値上がり銘柄数　189(寄与度+216.76)
値下がり銘柄数　 30(寄与度-10.42)
変わらず銘柄数　　6

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 8687 259 +29.54
<6954> ファナック 21865 550 +20.91
<6762> TDK 8020 250 +9.51
<6971> 京セラ 5808 117 +8.90
<6988> 日東電 9121 230 +8.74
<9983> ファーストリテ 35530 180 +6.84
<8035> 東エレク 11225 150 +5.70
<6770> アルプス 2952 146 +5.55
<7267> ホンダ 3446 71 +5.40
<4063> 信越化 9767 133 +5.06
<7203> トヨタ 6694 115 +4.37
<9766> コナミHD 4605 100 +3.80
<6367> ダイキン 11280 100 +3.80
<2502> アサヒ 3830 80 +3.04
<7751> キヤノン 3324 49 +2.79
<6506> 安川電 1970 72 +2.74
<6857> アドバンテ 2088 34 +2.59
<4704> トレンド 4225 65 +2.47
<4452> 花王 5373 64 +2.43
<6902> デンソー 4927 64 +2.43

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4507> 塩野義 5359 -74 -2.81
<2914> JT 3689 -31 -1.18
<9433> KDDI 2988.5 -5 -1.14
<2503> キリンHD 1848.5 -19 -0.72
<2801> キッコーマン 3445 -15 -0.57
<4151> 協和キリン 1519 -14 -0.53
<4523> エーザイ 6321 -12 -0.46
<8028> ユニー・F 7130 -10 -0.38
<4519> 中外薬 3315 -10 -0.38
<4506> 大日住薬 1972 -10 -0.38
<6502> 東芝 250.6 -9.2 -0.35
<5108> ブリヂストン 4046 -9 -0.34
<2871> ニチレイ 2315 -15 -0.29
<9432> NTT 5001 -19 -0.14
<4503> アステラス薬 1527 -0.5 -0.10
<2269> 明治HD 8740 -10 -0.08
<1802> 大林組 1061 -2 -0.08
<5232> 住阪セメ 454 -2 -0.08
<3289> 東急不HD 668 -2 -0.08
<9301> 三菱倉 1612 -2 -0.08

《AK》

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